2.ステアリングの組み込み
じ...時間が無い....
既に今年のホビーショウまで1ヶ月なんですが、走行用のジオラマ作成がぁぁぁぁ
BT7の記事は、ホビーショウ後にかけばよかったかぁ><
昨年のホビーショウでは、テスト車両のマウスをガンガン走らせておりました。
なんでテスト車両だったかと言うと、マウスのサスペンションを2パターン作って、どっちが良いのか迷って、
じゃ、両方作って実際に走らせてテストしようと....
なにせ、いやでも2日間デモ走行し続けなければいけないホビーショウの合同展ですから、新車両の走行テストにはもってこいだとww
ただ、2台のマウスを作る時間が無くて、やむなく、一台のマウスで右側・左側で違うサスを付けてみたわけです。
2日間のホビーショウで1日目は割りと慎重にデモしているので、さほど違いがわかりませんでしたが、展示会2日目ともなると、走行にも慣れて、結構 乱暴に動かしたりww
(運転する本人も結構疲れててww)
で、片側の履帯が無理な旋回時に外側にずれ易く、それでも強引に走らせてると、幅の大きいマウスの履帯は外れることは無いですが、ギヤボックスのギヤに負荷がかかって、最後はギヤがスリップして歯がなめる事態にまでなりました。
それで、最終的に、あのサスに決めたわけですw
さて、
話を開発中のBT7に戻して...
今年のホビーショウでは、BT7の2日間テスト走行をしたかったのです。
テストしたかった項目は、
ひとつは、小型のアクリルギヤの耐久で、同じギヤ費で、そっと動くタイプと、快速で走り回るタイプ(笑)の2車両を...
さらに、タイヤ走行時のステアリングの機構を2パターン....
ぃぁ...
どうみても
まにあわね><
いつものように、長い前置きはおいといてw
とりあえず、
第2弾は、ステアリングの制作です!!
まずは実車のステアリング機構ですが.....
知りませんww
気になる方は......
そうですね~ タミヤの1/35のBT7のキットをご覧になるのが手っ取り早いかもしれません。
それが実車をどこまで再現しているかは不明ですが、タイヤ走行時の前輪になる転輪のサスの仕組みやステアリングさせるためのロッドがどこから出て転輪のどこに繋がっているのかは解ると思います。
わたしもそれを参考に実際に可動させるためのステアリングを設計しました。
例によって、まずはCADの製作中の画面から
タミヤのキットを参考に、ステアリングの軸をサスアームの軸の中から出して、転輪を傾けています。
ただ、この方法だと、ステアリングの傾き角度が15度くらいしかとれず、これだと大回りになってしまい、ジオラマ台の上では走行し辛いかもと、舵角を大きくするタイプも設計してみたのです...
が
ちっよかっこ悪くてwww
まぁ、いざとなったら、トルクの強いモーターを使って、ハーフトラック仕様で起動輪自体の回転差をつけて旋回すれば、多少小回りになるかとww
とりあえず、この仕様で造形してみました。
作ったのは、アーム部分と、そのアームに接続して左右に動く転輪の軸。
そして、ゴム部分をカットした転輪パーツ。
これらをキットに組み込むわけですが、
その前に、キットのシャーを組んでおかないと....
キットのシャシーはタミヤのキットにしては珍しく箱組しないといけないです。
で、
こんな事までかかないといけないかどうか悩みますがw
まずは底の出っ張りはカットしておきます(笑)
サイドのパーツは、ギヤボックスを取り付ける部分をカットしておきます。
ちょうどアングル(?)のモールドに沿ってカットするとギヤボックスがぴったり入る大きさになってます。
真ん中の仕切りパーツは、箱組みする時に楽なのでそのまま付けましたが、あとで邪魔になるのでカットしますw
さらに、
中間の転輪のサスアームも取り付けておきます。
サスアームは、ピアノ線を通して、まげて、トーションバー風サスペンションにしています。
まぁ、これもよくやってる加工でいまさらですが....
キットの転輪はそのまま組んでも回転するありがたい仕様なので、そのまま使わせていただきます(笑)
ピアノ線は、0.3mmを使いましたが、タイヤ走行の旋回時には邪魔になりそうなので、まんなか4つの転輪のサスペンションは弱くい方がいいです。
一応、サスが下に触れすぎないように、裏にストッパーを貼り付けましたが、
完成したら取っても良いですし、タイヤ走行時に影響あるようなら、付けたままでもいいかとw
で、
ステアリングの部分ですが、
まずはキットのパーツではこうなってます。
作り直したのがアーム部分のパーツで、
仕組みは同じですが、アームの軸に真鍮パイプを使います。
アームの軸のパーツをカットし、変わりに1.4mm(内径1mm)の真鍮パイプを差し込んで、現物あわせでカットしています。
両側にカットした真鍮中パイプ差し込んで、瞬間接着剤で固定します。
そのとき、左右のパイプが一直線になるように、ガイドとして、0.8mmの芯を差し込んで固定してます。
(もちろん、固定できたら芯は抜きますw)
左右の上に刺さっているパーツは、サスアームを入れてから接着するので、この段階では差し込んでるだけで、接着してません。
次に転輪の軸とサスアームの制作です。
まずは、転輪の軸受けにキットの小さなポリキャップを埋め込みます。
このポリキャップは、中間の転輪のように、回転軸のストッパーになってるわけでは無いので、中でくるくる回転する必要はありませんw
単に、転輪の抜け止めパーツが刺さるだけです。
まぁ、転輪が外れる必要が無ければ、要らないんですが、
まぁ、外れたほうが制作時とか塗装の時楽だし、いれる事にしますた。
ステアリングのロッドと接続するアームのパーツを瞬間接着剤で接着します。
キットではこのアームのパーツが細くて弱弱しいですが、その辺は見た目どおり丈夫になってます(笑)
で、
上の誘導輪軸にアームを取り付けます。
軸は、1mmの真鍮線を差し込んで、ペンチでカットしただけ。
これをシャシーに取り付けます。
これで、ステアリングのパーツの取り付けは完了!
あとは、サーボで左右に動かすロッドの取り付けなんですが......
その前に、転輪をくっつけておきます。
ステアリングする転輪も外側のゴムパーツをゴム素材で別に造形したかったので、ゴムなしの部分だけアクリルで造形しました。
転輪の抜け止めのパーツは、キットのものをそのまま使います。
転輪を差し込んでおいて、
さらに、左右からサーボで動かすロッドになる真鍮線を入れ、90度曲げてます。
真鍮線は0.6mmを使ってます。
さらに曲げた2本の真鍮線を繋ぐために、2mm間隔に穴をあけた2mm角プラ棒をカットして差し込んでます。
これで、左右の真鍮線が同時に左右に動くわけですが、
転輪のアームに差し込むロッドの長さを正確に測定できるように、センターで固定しておきます。
5mm角のプラ棒で作ったコの字形の治具でロッドが中心から動かないように固定しておくます。
この状態で、両転輪が真っ直ぐ平行になるようにロッドの折り曲げ場所を決めるわけです。
この折り曲げ作業が、今回の最大のポイントですw
4輪自動車模型の場合は、多少前輪が平行じゃなくてもステアリングには影響しませんが、転輪がハの字では、履帯走行させたときに、履帯のセンターガイドがうまく通らなくなるので、極力両側の転輪が平行になる様に、正確に曲げます!!
まぁ、
駄目だったら、一度伸ばして曲げなおすか、線に癖がついたらぶった切って、新たに真鍮線を通しなおせばいいんです!!両転輪が真っ直ぐ平行になるまで、何度でもやり直しましょうww
折り曲げが確定したら、上の写真位の長さにカットして、アームに差し込みます。
次は、ステアリング用のサーボ取り付け。
下の写真のように、サーボホーンに2mmねじを差し込んでナットで固定しておきます。
ねじの取り付け位置は、サーボホーンの中心から、7mmくらいの場所がちょうど良いです。
使ったサーボは、8.2mm×20mm×28mm(高さ)の小型のものを使いましたが、サーボ自体のサイズはそれほど問題ではなく、縦置きしたときにサーボホーンの軸中心の高さが床から5mm以下のサーボが良いです。
予め、サーボを基板接続して、プロポの左右スティックをセンター位置にあわせた状態にし、サーボホーンなるべく上向きにさし仕込んでおきます。
サーボをセンターに合わせた状態で、シャシーに接着します。
もちろん、両側の転輪は、真っ直ぐな状態でw
サーボが固定できたら、上の写真の3箇所の真鍮線をゆとりを持たせて曲げておきます。
これで、BT7のステアリング措置の完成です。
実際に、左右に動かした写真ですが....
その前に...
注文している転輪の外側のゴムパーツがなかなか出来てきませんTT
最初に転輪の外側だけをゴム素材で鋳造してみようと、設計して発注したのが今年の2月でしたが、
そのとき出来てきたゴム素材の転輪がとても良くて驚きました。
外側の細かな筋とかサイドの小さな穴とか、ゴム素材なのにきれいに仕上がってきたので、これは使えるなぁと喜んだのですが....
その後、2度目の発注をしたのに、それがなかなか仕上がってきません....
やはり、ゴム素材で、あれだけ細かなモールドを再現するのは難しいのかなぁ......
がんばれDMM><
まぁ駄目だったら、プラパーツに黒ゴムボンドをぬるしかwww
で、
写真は、テスト車両をばらして、前輪だけ移植したものですww
ステアリングのアームもサスが効いていて、上の写真では、アームのタイヤ側から前方の向けて0.4mmのピアノ線がわたってます。
このピアノ線がそのままパネになって、転輪を下に押し下げています。
上にカバーが付くので、そのままでもいいですし、もう少し目立たないようにシャシーが穂に曲げるか、カバーの下にプラ棒でも貼り付けて穴をあけて差し込んでおくか....
その辺は現物あわせでww
さて、
あとは、前回作ったギヤボックスをシャシーに取り付ければ、すぐにタイヤ走行できるんですが....
その前に、制御基板のプログラムを変更しなければなりません。
ちなみに、制御基板のプログラムは、既に3パターンあって、
1.履帯で動く車両用
2.前輪が左右にステアリングするタイヤ車両用
3.履帯駆動に前輪ステアリングするハーフトラック用
2と3は基板のリコイルサーボを、ステアリングサーボ用に動作変更してます。
3のハーフトラック用は、旋回時にステアリングにあわせて、左右の履帯の回転数も変わります。(新地旋回・超新地旋回はしない)
で
今回のBT7用のプログラムでは、二つのモードをプロポのスイッチで切り替える事が可能な仕様にしました。
二つのモードとは、普通に考えれば、1と2のモードなんですが、ためしに、3のハーフトラックのモードの切替えバージョンも作ってみました(笑)
3のモードだと、旋回半径が小さく出来るからです。
ただ、3のモードだと、モーターのトルクがないと旋回時にパワー不足になって、極端に遅くなるので、逆に運転しにくくなります。
なので、
パワー違いのモーターを組み込んだ2種類の車両を作って、2と3の違いとかも試してみたいなぁと....
冒頭で、パワー違いのテスト走行したいと言ってたのは、実はこの旋回性能も比べたかったからなんです。
さいごに...
もうひとつのみっとみない方のステアリング方法ですが.....
転輪の中心を軸に左右に動かしたのでは、転輪を傾けた時にシャーシのサイドに擦れてしまって、思いっきり曲げれないのです。
転輪自体の位置は、履帯走行時に他の転輪と一直線上にないといけないので、それだけ勝手に外側にずらせませんしww
で、
考えたのが、
必殺!!
扇子形旋回装置!!
旋回軸を後ろに下げて、扇形に旋回させようと.....
これなら、25度くらい曲げれますが.....なにか??
これもつくってみてー!!
だれか、金と時間を分けてくれ~