私には

母親としての理想があって、

 

 

って言っても

ものすごく無意識だったんだけど、

 

 

なんかこの前、

ふと気がついた。

 

 

 

 

 

 

家事をこなして

密な育児をして

仕事もバリバリやるっていう。

 

 

そういう理想。

 

 

 

 

 

 

 

 

無意識の時は

それがとても高い壁で

心の重石で

できない自分に辟易してた。

 

 

 

 

 

どうしてできないんだろうって。

 

 

 

 

 

 

 

 

この理想は

私を育ててくれた

2人の女性が私の中にあったから。

 

 

 

 

 

 

1人は母親。

 

 

養護教諭として

長年精力的に働いた。

 

 

養護教諭は

保健師の資格と

教員の資格がいる。

 

 

保健師の資格を

持っているということは

看護師の資格も

持っているということ。

 

 

さらに公務員の試験にも

受かっているということ。

 

 

 

 

 

 

当時は育休なんてなかったから

産後2ヶ月で職場復帰。

 

 

なるべく早く帰ってこれるように

効率的に仕事をしていただろうことが

今思い返すとわかる。

 

 

家に仕事を持って帰ってきたことは

なかったように思う。

 

 

 

 

 

 

もう1人は祖母。

 

 

フルタイム勤務をする母を

全力でサポートした。

 

 

毎日9LDKの掃除、

(うちは田舎で3世代同居)

田んぼや畑の管理もしていた。

 

 

民生委員もやっていたと聞いた。

 

 

私は3人姉弟なのだが、

全員3歳までは

祖母と家で過ごした。

 

 

それがものすごく

大変なことだと

子を持つ今となって

ようやくわかるようになったのだが。

 

 

4歳になる年から

それぞれ保育園に行ったものの、

 

 

それでも送迎は祖母だし、

食事の準備や後片付け、

家族全員分の洗濯など

日々忙しかったと思う。

 

 

 

 

 

 

そんな2人を尊敬していたし

自然とそれがロールモデルとなり、

 

 

無意識下で「母親とは」を

作り上げていた。

 

 

 

 

 

 

何がきっかけだったか忘れたが、

そうか、私の理想の母像は

母と祖母から来たものか、

と気づいたことによって、

 

 

2人で役割分担して

成り立っていたことを

1人でやろうなんて

到底無理な話だった、

と気づき、

 

 

じゃあ私は

どういう生活をしたいか

と考えた時に、

 

 

どちらかというと

祖母よりがいいなと思った。

 

 

 

 

 

 

家に帰れば

いつでも祖母がいた。

 

 

家に電話をかければ

必ず祖母の声が聞けた。

 

 

学校で忘れ物をしたら

祖母が届けてくれた。

 

 

病気になって早退するときは

祖母が迎えに来てくれ、

病院に連れて行ってくれた。

 

 

看病をしてくれるのも祖母。

 

 

私がどれだけ荒れても

祖母は抱きしめてくれる人だった。

 

 

 

 

 

 

もちろん、

母も理想であることに変わりない。

 

 

必死で働いて貯めたお金を

惜しげもなく

私たちに投資してくれた。

 

 

それは未だにそうだ。

 

 

夫の会社にまで

出資してくれている。

 

 

家を買えたのも

母のおかげだ。

 

 

そして自分たちの老後について

 

 

「子どもに頼るつもりはない」

「お金もあるしその心配もいらない」

 

 

と言い切る人だ。

 

 

そういうのを

かっこいいなと思う。

 

 

自分もそうなりたいなと思う。

 

 

でも今の私には

その道を選べる

ベースがないけど。

 

 

 

 

 

 

ずっと母のようになりたくて

(自分1人で十分に稼ぎたくて)

でもなれなくて、

 

 

祖母のように家事育児を

やりたくて、

やれなくて、

 

 

子どもか、

仕事か、

 

 

ずっとこんなことを

ぐるぐる考え続けていた。

 

 

そして焦燥感に駆られていた。

 

 

 

 

 

 

 

でも私のその理想が

2人の女性と気づき、

 

 

その時その時で

母と祖母を

いい塩梅に目標にしながら

自分を楽しんでいこうと思えた。

 

 

たぶん今、

母も祖母を理想として

祖母である自分を

がんばっている気がする。

 

 

 

 

 

 

 

なんだか本当の意味で

力が抜けた気がする。

 

 

焦らず行こう。

 

 

まだタイミングじゃないだけ。

 

 

でもチャンスが来た時に

そのチャンスをガシッと掴めるように

日々アンテナを張って

できる努力はしていこう。

 

 

 

 

 

 

日乃爽(ひのあおい)のブログのmy Pick