120色診断レポートです。
 
 
30代のTさま。
ファッション傾向が定まらず、色々なものを着ているけれど、似合っているのかな?色も、ベーシックカラーを選びがちだけど、それでいいのかな?と模索しているそうです。webのサイトを巡って自己診断しても、どれにもあてはまる感じで結局わからず、プロ診断を受けようと思ったとのこと。当サロンを見つけていただきありがとうございます!
 
 
 
チェックシート
 
 
○は各シーズンに分散していますが、サマーとスプリングが多いようです。全37色。
 
 
 
 
シーズン別
 
 
左列が◎(とてもお似合い)、右列が○(そこそこお似合い)。
 
こうしてチップを並べてみると、やはりサマーが一番多く、次いでスプリングとなっています。全体で見て、ブルーベースとイエローベースのどちらかがものすごく優勢という形ではありません。
 
 
 
 
とてもお似合いのカラー
 
 
ブルー系が多く、パープル、赤も目立ちます。1stだけなら、ブルーベースが圧倒的に多いです。
 
 
 
 
次点でお似合いのカラー
 
 
あたたかみを感じるブラウン系オレンジが入ってきました。1stに比べて、深みを感じる色が多いです。
 
 
 
 
色相別
 
 
 
ベーシックカラーは、オフホワイト、グレー系、ネイビー、そしてブラック。ベージュ系はありません。コーディネートの基本はブルーベースのベーシックカラーを据えるのが良いですね。
 
 
色系統としては、ブルー系が一番多いです。ブルーベースの”紫がかった少しくすんだ青(パープリッシュブルー)”がとてもお似合いです。その一方で、ターコイズ系もお似合いです。ターコイズに関しては、イエローベースで少し濁りの入った濃いめのものがよく、ブルーベースのターコイズには○がついていません。紫がかった青と、黄みのターコイズは、パーソナルカラー的シーズンのくくり的には相反する色なので、不思議だなーと思いつつ診断をすすめていました。
 
 
パープル系も”紫がかった青”の流れでお得意です。紫の中で、濃い暗い紫は○がついていません。
 
 
ピンク系もとてもお似合いです。ピンクの中でNGになったのは青みの強い、暗いピンクです。○がついたのは青みの弱いニュートラルなピンク。そして、黄みの入ったコーラルピンクです。
 
 
レッド系は、彩度が高い同じような色みの赤限定です。暗いワインレッドやオレンジがかった朱赤ははずれています。
 
 
イエロー、グリーンは、得意な範囲ではありませんが多少ありました。
 
イエロー系は、彩度が強すぎず、黄みの少ない黄です。
グリーン系は、なんと一枚のみ。サマーの青みの緑です。
 
オレンジ系も得意ではないのですが、とても限定的に似たような色みのものが残りました。茶色がかったオレンジです。
 
 
 
 
茶色みのオレンジや、濃いめのターコイズはオータムの特徴的な色です。でもTさまはやっぱりオータムではないんです。なぜこれらの色に○がついたのか・・・とにかく初めてのパターンで、青みが過ぎるよりは黄みの方が良いというのが興味深いです。
 
 
総合的に見ると、4シーズンではサマーになるのです。ただ、上述したとおり、典型的なサマーの人なら似合わない色にもかなり○がついていますので、4シーズン診断では迷われるタイプのお客様だと思います。
 
 
スプリングの○の数はサマーについで多いとはいえ、ベージュや明るいオレンジ、黄緑系がまったく入っていないことと、Tさまは彩度が高すぎる色が苦手のため、スプリングの判定にはなりえません。ウインターやオータムは苦手な色が多すぎるので、やはりサマーとなります。
 
 
薄い色はNGで、ある程度はっきりした色がお似合い。それでいて鮮やかすぎる色は苦手。全体的にはブルーベースのようなのに、そればかりだとさびしい。
 
 
一例ですが、ベーシックカラーをブルーベースでまとめて、差し色をそういうオータム系の色にすると、しっくりきそうな感じがします。
 
 
 
 
 
 
色相環
 
 
 
お得意な範囲は
19pB~2Rあたりになります。
 
 
 
 
 
色彩トーン表
 
 
ライト、ブライト、ディープがお似合いのトーンです。
 
今までの120色診断で、この並びでビビッドに矢印がつかなかったお客様は初めてかもしれません。
 
 
 

まとめ

 

《得意な色》

 

✓明るい色

✓彩度は高めだが鮮やかすぎない色


《苦手な色》

 

✓暗い色

✓薄い色

✓青みの強い色

✓濁りの強い色

 

 

 

実はTさまは、今までのどのお客様とも違うパターンでした。苦手色はわかりやすいのですが、得意色でシーズン的に「これ!」という決め手がなく・・・多くのサマー・スプリングの方は、明度によってお似合いが左右されるのですが、条件が単純にそれだけではないタイプの分布でした。
逆に言えば、あまり色みにこだわらずに服を選べるお得なタイプでもあります。まだ30代。苦手とはっきりわかっている色以外で、好みのものをどんどん取り入れて楽しんでいただけたらと思います。
Tさま、ありがとうございました。