交通誘導警備員の視点から考える今日の交通社会 vol.45 | hino_airloopのブログ
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アメブロ版バスちゃんねると申せば宜しいでしょうか…

交通誘導警備員の視点から考える今日の交通社会 vol.45

45

2tﾛﾝｸﾞ以上のﾄﾞﾗｲﾊﾞｰさんや二種免の皆さん向けに交通安全啓発運動として展開しております｡

 

観光バスの運転手だったはずの人間が収入の為､警備会社に就職して安全運転管理者を兼任しながら交通誘導警備業務全般にて直面した現実とは...

 

お気軽にご覧下さいませ､､､

 

元々､大型二種が基準なのに､

 

常に100%以上を追求された

↑

↑「警備員」なので…｡

↑

何事も完璧でないと許されない環境下でした(当時)｡

 

 

　夜が明けて空が明るくなった令和3年10月21日午前5時50分頃､東北自動車道上り線242.5kp付近路肩にて警備員5人(人数推測)が昼夜間舗装工事の追越車線規制を解除して追越車線から路肩へ移った後に走行車線を走行していた大型貨物(以下:大貨A)が後尾警戒していた標識車B(その前方には資機材を積み込んだ規制車C､Dも路肩に停車)の車体に接触し､規制材の積み込み作業等を実施していた男性警備員(作業中だった警備員全員の立ち位置及び交通監視員役の立哨状況全てにおいて詳細不明)が撥ねられたもの｡その後､当該男性警備員は骨盤骨折により搬送先の病院でおよそ2時間後死亡した｡福島県警察高速道路交通警察隊福島分駐隊では当該大貨Aを運転していた男性A’より事故当時の状況を聞き取りしている最中で事故原因は捜査中ですが､ご冥福をお祈りします｡

 

TUFテレビユー福島公式Youtubeより出典(本件はリンク参照の強制)

　平成25年3月26日付けで福島県公安委員会にて警備員登録され､同年6月26日より本線規制交通監視業務に令和を迎えた現在も携わる身です｡

　道路管理者側の一員として本来､駐停車禁止である高速道路本線や路肩に停車して維持保全作業や事故や故障で身動きが取れなくなったお客さまの救援や車両の後尾警戒をする訳ですから

｢いつ｣

｢どこで｣

｢誰に｣

降りかかるか...

その瞬間を迎えないと誰しも分かりません｡

 


従って､当事者として僕も『同じようにいつ死ぬかサッパリ分かりません』のでその点､ご理解頂きたく存じます｡

 

 

 

 

 

 

 

　いつか訪れるその日に備えて『覚悟をキメた』からこそ､本来､郡山中央交通さまで観光バス運転手だった自分が高速道路専属の警備員としてとある警備会社に残留し､高速道路の現場へ毎週毎週通い詰めております｡

　平素から撮影にてお世話になっております桑原会長や事務員さん達をはじめとする郡山中央交通の皆さま方を筆頭に数多くのバス事業者の皆さま方々方のみならず､当ブログ関係者各位の皆さまも拝見されていらっしゃっておりますので､長年伏せておりました本音を打ち明けます｡

決心出来るまで4､5年の歳月を要しました｡

　その頃には､下っ端時代に上司や先輩隊員達の仕事ぶりを見て盗んだおかげで特段な努力をせぬとも､｢(安全を担保出来ないから他の連中や他社警備では)安心して警備を任せられない｡/安心して作業に専念出来ないじゃないか｡｣と言った内容のクレームをを端緒に自然と仕事ぶりが認められ､語気が荒く言葉が乱暴な現場職長や契約先ユーザーさまより弊社事務所に『吉田　翔太』と半ば恐喝まがいなご指名の電話を頂戴致しました！！


　それもそのはず､高速道路の警備員とは『あらゆる場面で(警備員としての)レベルやスキル､更には(提供する警備の)質の高さと機動力がより一層要求される』ものです｡

従って､脱落者続出...

　一方､自分とは正反対に『警備員としての自覚が無い』ので｢死にたくないから高速道路で警備したくない❗️｣と脱落する以前にワガママを語って自らが低レベルな天井を設けて交通誘導警備業務に勤しむ『野比のび太』状態な警備員さえ登場し､雇い主側や警備業協会が常習的かつ組織的に擁護する始末､､､

更には､

　不意に｢同じおカネ払うなら､吉田君みたいに動ける人じゃないと...｣とあちこちの現場で作業員さん達から立哨中に耳打ちされる始末､､､


　終いには､本物志向と完璧意識が強い｢土木施工管理技士１級｣の現場監督さんから『役立たずダ』罵倒され､入社祝い金目当てな他社警備の連中どころか俺より倍も勤続年数が長い同僚が現場出入り禁止になるザマ､､､

　これらの背景を鑑みて後日､本件を含めて｢ガードマン辞められなくなった事｣を端緒に郡山中央交通さま桑原会長と面談する機会を日を改めて設けなければならなくなりました｡


　不服申し立てがございましたら､俺の代わりに観光バスの運転手を代行して頂けますでしょうか...


勿論､桑原会長との三者面談の同席の他､誓約書の保証人として『吉田　翔太』と一筆お書き添えましょう｡


コレが､桑原会長をはじめとします郡山中央交通の皆さま方々や我々の誘導を対象とします郡山市民の皆さま方々方に対する


『責任の執り方』と

『誠意の示し』

 

　但し､定期乗合自動車を運行されております他社さんと異なって観光バス業界では『自腹で大型二種免許取得』はさる事ながら､『ガチで真剣な人材』でなければ､俺の代わりとは言え､桑原会長がそう簡単に快諾する事はまずあり得ない...でしょう！

 

　この通り､｢ヘルメットにビデオカメラを付けないと安心して交通誘導出来ないよね？｣でしたり､交通量が繁忙でトイレに行けない片側交互通行に係る交通誘導では｢おむつして誘導してるの！？｣と現場第一主義者の桑原会長が陣頭指揮を執ります郡山中央交通さまの皆さま達です！！


当事者(交通誘導警備員)としては...

〜証拠を残して潔白を証明出来る〜

ので､

『あらゆる場面で責任の所在を明白にした警備業法に基づく警備業務の展開を迅速かつ丁寧､更には高効率で円滑に』提供出来るものですから非常に助かります｡


　ガードマン辞めれないなら『代役を用意するなり方法』を自分で考えろ！

　挙げ句の果てに､

『高速道路の本線上にて警備料金をダンピングしよう｡』と企んで正々堂々と営業に乗り込む非常識な強者警備会社さえ登場｡

警備料金の安さでは門前払い

長年の信頼と裏付けされた確かな技術が肝だ｡


そんな自分より...


〜高速道路の鉄則〜

　高速道路各社では『快適な高速道路空間の提供』を基本概念に高速道路をご利用されていらっしゃるお客さまから頂戴しました通行料金にて日夜維持補修工事や保全活動を展開しております｡勿論､我々もこれらの付帯警備として通行車両に対する車両監視業務や作業に専念している作業員さん達が通行車両と接触せぬよう常に警戒を払う作業監視業務､保安資機材が正常に機能を果たしているか工事規制帯を巡回する規制監視保安業務等の通常の工事現場の立哨と異なった警備業務を展開しております｡


一.お客さまの安全が最優先

一.お客さまを｢味方に取り組む｣作業を心がけよう!

一.始業前点検と作業前打ち合わせの実施ヨシ!!

一.単独行動絶対厳禁　命取り!!

一.常に周囲の安全確認と自らの受傷事故防止に努める事

一.一人の眼よりみんなの眼　断じて不安全を見過ごすな

一.車両の死角には絶対立ち入るな!!

一.吊り荷の真下に入るな!

一.作業半径内立ち入り禁止措置を執れ!!

一.一番最初に異常を見つけた人が報告者と責任者

一.初動対応の遅れが大惨事を招く事を肝に銘じろ

一.落下物や飛散物　落とし主(ぬし)が責任主(ぬし)

一.仕事で駐車違反や駐禁切られるのは『社会の恥』

一.工事現場や作業帯の警備だけがガードマンの仕事ではない

一.交通監視員は通行車両に対する監視に専念してバックで歩き､常に正対監視して車両から視線を決して逸らすな

一.常に目測で距離感と速度を掴め｡お前次第で生死が左右する

一.目利きの良さと俊敏な判断能力や機動力がその後の事後処理を含めてすべてを左右する

一.本線及びランプ横断時は交通監視員の合図に従って横断せよ

一.警笛は仲間と自分を守る命綱　後退誘導も必ず吹鳴せよ

一.いま朝礼にそろっているみんなが夕方無事もどって終礼も集う


さもなければ､

お前は死ぬ｡

そして､俺も死ぬ...


　かつて､自分の師匠でありますアポロ警備さま五十嵐取締役(交通誘導１級及び指教責)が弊社に在籍していらっしゃった頃､直々に教わりました｡

｢お前は俺の部下だ｡絶対に死ぬな｡｣

｢お前には特別に絶対責任を執らない交通誘導を教えてやる｡俺の背中を見て覚えろ｡｣と...



まるで｢アニメ鬼滅の刃｣で言うところの『鬼殺隊』の村田さん(炭治郎の先輩隊員)｡

そして...

〜交通誘導警備業務の極意〜

交通誘導警備業務の本性は

『(高速道路)本線上で牙を剥き出す』

 

 

 

　通常､高速道路上で警備員として機能しているのは｢黄旗｣若しくは｢減速旗｣を片手に後尾警戒している『交通監視員』や規制内での工事車両の誘導に専念する『交通誘導員』のみ｡(厳密には受託規制の関係で作業員と報道規制されておりますが､)｢黄旗｣若しくは｢減速旗｣を手にせず､交通規制作業を従事してる者は警備会社の制服を着用していても『規制作業員』となってしまいます...



この通り､

ガードマン

死んだだろ｡

〜根拠〜

警備業法第18条
　警備業者は､警備業務(第2条第1項第1号から第3号までのいずれかに該当するものに限る｡以下この条並びに第23条第1項､第2項及び第4項において同じ｡)のうち､その実施に専門的知識及び能力を要し､かつ､事故が発生した場合には不特定又は多数の者の生命､身体又は財産に危険を生ずるおそれがあるものとして国家公安委員会規則で定める種別(以下単に｢種別｣という｡)のものを行うときは､国家公安委員会規則で定めるところにより､その種別ごとに第23条第4項の合格証明書の交付を受けている警備員に､当該種別に係る警備業務を実施させなければならない｡


　つまり､高速道路上での維持作業に付帯する警備を実施するには｢交通誘導警備1級検定資格者｣若しくは｢同2級検定資格者｣を最低1名配置する必要がある事を意味します｡

　すなわち､都道府県公安委員会や都道府県警備業協会が半年に一度主催する｢交通誘導警備２級検定｣試験を受験し､且つ､本試験に合格したのち､都道府県公安委員会より交付される『合格証明証』の有無が重要となります｡勿論､あらゆる角度や視点から当人の技量や決断力が『高速道路の警備員』として相応しいか常に精査されています｡

　我々､高速道路の警備員は工事現場や作業帯だけに特化した警備が仕事ではありません！

 


　そもそも､道路管理者として駐停車禁止の高速道路上で追突される前提の黄色いネクスコ車両に携わる我々は工事現場のみならず､落下物や故障車対応並びに本線に飛び出して通行車両に撥ねられた野生動物や偶然遭遇した事故現場等のお客さま車両が通行するにあたって危害を及ぼしかねない不安全要素を発見次第､先着順で各駅停車｡適切な後続事故防止措置に伴う後尾警戒も我々の職務です｡勿論､広域情報板やドラぷらに反映する観点から管制本部や高速交通警察隊及び交通管理隊に対する引き継ぎを含めた一連の報連相も抜かりなく！！

 

 

 



　令和を迎えてコロナ禍を生きる今､､､

　かつての師匠であります五十嵐取締役に頼る事なく『たったひとり』で本線警備中◎

　だからこそ､

　弊社契約先ユーザーさまからは｢君は(警備員として)五十嵐からナニを教わったのか？｣

　対外的には｢警備員として｣また更に｢高速道路で警備して｣きた自分が､これまで『なにを見て学んだのか?』

　少なく見積もって､｢クルマに轢かれないでね｡｣とお言葉を頂戴しました桑原会長より身を案じつつ､僕自身が問われております！



〜地域と未来をつなげる高速道路に携わるプロ集団の一員として〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


　結びになりますが､

　ヤる気があって交通誘導警備員を目指すなら､職務で駐車違反にならない｢高速道路の警備員｣として独り立ち出来て初めて『一人前(二流)』｡師匠であります五十嵐執行取締役(交通誘導１級及び指教責)の如く､受託規制業務で隊員を引率し､尚かつ現場の陣頭指揮を執れて『立派な超一流警備員』である事を...

弟子は師匠を越せない｡

だけど､

信用はカネで買えない｡


...悔しかったら､俺に代わりに

『高速道路の警備員』と

『(郡山中央交通)観光バス運転手』

社会人として

 

どちらが正しいか

 

選びなさい｡



　以上､観光バスを運転出来ずに､高速道路の本線上で警備しているトンデモ警備員が書き上げた小論文でした｡

　尚､登場する団体及び人物は実在しますが､記載内容は紛れもない事実に基づいて一部再構成しております｡

令和3年10月29日




吉田　翔太

敬具



　交通事故は､一瞬にして被害者の生命や将来の可能性を奪うのみならず､その家族に対しても多大な精神的､経済的な負担や苦しみを強いるものである｡また､加害者側においても､社会的制裁や信用の失墜等に直面することとなる｡自動車に関わるすべての者は､常にこのこと肝に銘じ､交通事故防止のために取りうる限りの手を尽くさなければならないことは言うまでもない｡

「事業用自動車総合安全プラン2020」より引用｡


事故防止 プロとしての 誇りと責任を

 

 

相互リンク先

 

 

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