こんにちは。

 

今日は、もう13年も前の話になりますが、眼瞼下垂で手術したときの話をしようと思います。

 

コンプレックスだった一重まぶたが、保険適応の3割負担で二重になったときの話です。

 

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眼瞼下垂とは

 

 

当時まだ焦げ猫は40手前のアラフォーでした。

 

よく、結構歳取ってくると、まぶたが下がってきて「お年寄り独特の顔」になってくる人多いと思います。

これは、まぶたの筋肉が弱ってきて、下がってきてしまうから。

 

 

 

これがまだそんな歳でもないのに起こることがあります。

 

眼瞼下垂」といって、このために逆さまつげになったり、まぶたが被ることでものが見えにくくなり目を見開こうとして額の筋肉で吊り上げる感じになり、額にシワができる原因になります。

 

まだ若い女性にとっては死活問題です(焦げ猫はすでに決して若くはなかったですけれども・笑)。

 

私も人相が変わってしまい、焦りました。
逆さまつげも抜いても抜いてもそうなって、目尻にカサカサ当たり、ホンットウ〜にイヤだったです。

 

 

 

原因としてはコンタクトレンズの長期装用なんかもあるらしいですが、確かに20年以上使ってましたからね…(汗)。

 

コレを治すのに保険適応になるのは、ざっくり言うと当時はまぶたを切開して伸びてしまった筋肉を繋げ直す「眼瞼挙筋前転法」という術式が一般的だったと思います。

 

それでこの手術、ついでに二重にしちゃうこともできるようなんです。というかむしろ二重にしないと再発してくるので、いい結果を出そうとしたら必然的に二重になるようなんです。

 

 

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キツネ目の女

 

 

もともと焦げ猫は吊り目にインケン一重で、以前の記事にも書きましたが子どもの頃はキツネや幽霊の役ばかりやらされてたくらいでした。

そういえば、昭和の時代の話ですが、グリコ・森永事件ってあったのご存知の方いらっしゃいます?

 

あの犯人の似顔絵が公開されて「キツネ目の男」ってのが当時バズったんですよ。

 

 

 

当時から私も同級生やら姉やらにキツネっぽいと言われていたので、風評被害(?)もいいとこでした。

それまでは「キツネ」って言われても「かわいいからいいじゃん」って気に入ってたのですが、この事件でキツネ顔のイメージが汚された気がしたのを覚えています。

 

そもそも「キツネは、化かす」というよくないイメージが日本には昔からありましたが、昭和の時代は映画「キタキツネ物語」が大ヒットしたり、サンリオの「ロンリーリトルフォックス」シリーズの文具が売れたり(買ったなぁ〜)、「うる星やつら」にもかわいく健気な子ギツネが登場したり…キツネは「かわいい」っていうイメージだったんですけどね。

 

そんな事件もあったりしたし、中学生〜高校生になると、やっぱりモテるのは目のパッチリした二重の子だったんですよね。

聖子ちゃんも二重の手術したくらいでしたしね。

今でこそ「アジアンビューティー」なんてもてはやされる顔かもしれませんが…。

 

そういうわけで、自分の「キツネ目」=インケン一重まぶたは長いことコンプレックスでした。

 

 

「もしかしたら今回の手術で保険利いて長年のコンプレックスが解消されるんじゃね!?」

 

…そう思ったのは間違いないです(笑)。

 

 

ちなみに19くらいのときに描いたマンガの中の自画像はしっかりキツネ目です↓

 

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菅野美穂さん!

 

 

手術を決めた美容整形外科の先生が、

 

「どんな二重がいい?」

 

…と聞くので、「えっ好きな形にできるの!?」とビックリした私は、菅野美穂さんの画像を集めまくりました。

 

菅野美穂さん好きだったんですよ。

天然ボケのいい人役から、憎々しい悪女まで演じ分け…。

富江」シリーズは未だに菅野さんの1作目が最高だと思っており、DVD持ってます(笑)。

そういえば人体デッサンの参考に、菅野さんのヌード写真集も買ったなぁ。

練習とはいえ好きなモデルさんじゃないと描く気にならないですからね…。

 

 

「こんな感じにできますか!?」

 

…と、菅野さんの画像を見せたら、

 

あー、菅野美穂さんね。できるよ。僕はあまりあの目の形は好きじゃないけどね、あはは

 

そう言いつつ、快諾してくださったのでした。

 

 

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手術の恐怖!

 

 

だいたい美容外科の手術って局部麻酔で日帰りですよね。

まぁ、まぶたの手術くらいならそれもわかるんですが、脂肪除去とか結構大掛かりな手術も日帰りって大丈夫なんですかね。

 

実際、まぶたでも、術後の痛みがひどくて何もできず「ひと晩休ませてくれえ」…って思いましたけどね…。

 

 

さて、全身麻酔ではないので、目元をいじるのに目は見えてるわけなんです。

 

それがどういうことかというとですね…

 

もちろん、基本はまぶたを閉じた状態で行います。

目元の麻酔の注射の段階では、まだ平気です。

 

ところが…、

 

まぶたを切開すると、まぶたの厚みがなくなります。

 

そうすると、目を閉じててもはっきりではないですが透けて見えるんですよ!!

 

手術室のライト、人影…、そしていちばん恐怖なのが、メスや針が目に向かってくるのが見えること!!

 

 

めっちゃ怖かった…。

普段コンタクトレンズをしているので、自分の指やドライアイ用の目薬が迫ってくるのはなんともないんですが、さすがに刃物は怖かったですよー!!

 

しかも、当時酒呑みだったせいか、麻酔が効かず、

 

痛いです、痛いです!麻酔足してもらえませんか

 

…と懇願して、追加で打ってもらったのでした。それもチョー痛かったですが。

 

 

なんとか手術が終わり、痛み止めを出してもらいましたが、痛いわ血の涙は出るわ…。

帰りはとても電車に乗れず、サングラスをかけて顔を拭きながらタクシーで帰りました。

 

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術後

 

 

術後、2〜3日は痛くて触れませんでした。

出血が止まっても、二重になった部分が腫れぼったく、しばらくは友人で二重にした子と同じ顔になってました。

 

1週間くらいでおそるおそるメイクはするようになり、顔が自分の顔に落ち着くまでは2〜3ヶ月かかりましたかね。

 

こすったり引っ張ったりすると縫った痕がツレるような感じがして、「形が崩れたら怖いな」と思ったので、アイライナーにペンシルを使うのは避けて細いチップを使い濃いパウダーアイシャドウかリキッドライナーでラインを描いていました。

メイクを落とす時も、そお〜っとでした。

 

普通に目をこすっても違和感を感じなくなったのは2年くらい経ってからでしたね。

 

まぁ、元が元なので菅野美穂さんに似たかっていうと微妙ですが(爆)、少なくとも二重のラインは「本来のまぶた上端のラインに平行に、目頭と目尻は繋がっていない」という形は再現されており、「この先生腕が確かだ!!」と思いました。

 

 

その後その先生には、娘の足にできたイボなどでもお世話になりました。

 

体重激増で顔自体はシモブクレになっちゃいましたが、10年以上経った今でも二重まぶたは形崩れすることなく健在です。

 

先生ありがとうございました〜。

 

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保険適応は診断と術式による

 

 

眼瞼下垂と診断されるにはいろいろ項目があって、例えば「まぶたが下がって目が細くなってきた」だけでは保険適応にならないそうです。

実際にまぶたが被ってものが見えづらくなり、眉から持ち上げる感じで額にシワ寄せて目を見開かないとならないとか、逆さまつげがあるかどうかなどで判断されるようです。

 

今、二重にするのにお手軽でダウンタイムも短く人気の方法になっている「埋没法」でも眼瞼下垂の治療にはなるようですが、保険適応にはならないようです。

 

 

以上、「眼瞼下垂」の手術、ご参考になりましたら幸いです。

 

 

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