【にごっている日本酒の種類】 | 和ごころ四季彩

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こんにちは!
日本酒ソムリエ*着付師 のまみかです(^-^)

今日は
『濁っている日本酒の違い』について
お届けします♫


三重県 木屋正酒造

而今 特別純米 にごりざけ生


而今とは【過去に囚われず、未来にも囚われず、今をただ精一杯に生きる】という意味があるそうです。


酵母:三重酵母MK-1

酒米:五百万石

精米歩合:60%

アルコール度数:17


濁ったお酒には、『どぶろく』『おりがらみ(おり酒)』『にごりざけ』がありますが、違いってなんだろう??

と疑問に思ったことはありませんか??


私はたくさんの日本酒に出会いたいなと思い、豊富な品揃えのお店へ足を運ぶのですがお勉強を始めるまではチンプンカンプンでした。


通常、清酒が出来上がるまでの工程には『上槽』という醪を濾したり、搾ったりして清酒と酒粕に分ける工程があり、どんな方法であっても液状部分と粕部分とに分ける事ができれば、『清酒』として酒税法で認められます。


先ほどあげた3種類の違いはこの上槽の方法の違いにあります。


『どぶろく』は清酒と酒粕に分ける「搾り」の工程を省き作られたものです。上槽の工程がなく醪の固体成分がそのまま残っているため酒税法では『清酒』ではなく「その他の醸造酒」として扱われます。


『おりがらみ』

一般的な透明な清酒は酒袋などに入れ絞った後、数日間静置し、液体内に溶け込んでいる「澱(おり)」と呼ばれる小さな固体成分を沈殿させ上澄みのみ取り除く「澱引き」を行ないます。『おりがらみ』はこの澱引きを行なっていないお酒です。


『にごりざけ』は目の粗いザルなどで醪を濾したもので、澱がらみよりも固体成分を含んでいるといえます。粗いざるで濾しているとはいえ上槽の工程を経ているため『清酒』として扱われます。


今回いただきました『而今 特別純米 にごりざけ生』は驚くほどの美味しさ(灬ºωº灬)♡


固形成分が多いお酒は少し苦手意識がありましたが、とっても美味しい!

甘みと旨味のバランスが大変よく、飲み口はやわらかでプチプチと微発泡を感じるのも楽しい(*´ω`*)


またいただきたいお酒です♫