【日本酒ペアリング*貴醸酒のアフォガート】 | 和ごころ四季彩

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日本酒ペアリング*貴醸酒のアフォガート

今日は甘みのある日本酒なので、デザート感覚で(๑•ω•๑)/"♡アフォガートにしてみました!

エスプレッソをかけた時のように、コクのあるほのかな苦味と深みのある甘さがハーゲンダッツのバニラアイスにぴったり合いました。

新潟県南魚沼市 八海醸造
 
『八海山 貴醸酒』
 
使用米  :麹米・五百万石
掛米・ゆきの精他
精米歩合 :60%
使用酵母 :協会901号
アルコール度数:17.5
日本酒度 :-36.0
酸度   :2.5
アミノ酸度:2.5
 
 
貴醸酒は、三段仕込みの最後の工程『留添』の際、仕込み水の代わりに清酒を用い、仕込んだお酒で、日本酒度-40程という梅酒並みの甘さとリンゴ酸を多く含むさっぱりとした味わいが特徴です。
 
『八海山 貴醸酒』麹米に使用されている五百万石は寒冷地向けに栽培された早生品種です。酒米を学んでいると『早生』や『晩生』という言葉が登場するので、今回はどういった条件で品種が分類されているのかを書き留めておこうと思います。
稲は水田に移植されてから出穂までの日数で極早生、早生、中生、晩生の大きく4つの種類に分けることが出来ます。出穂してから収穫を迎えるまでの約40~50日間の登熟期間は積算で850-950℃必要(最低でも800℃)。これを下回ってしまうと登熟が上手くいかず、収穫量が減ってしまのだそう・・・。
積算気温の平均値(900℃)を登熟日数の平均値(45日間)で割ると1日に必要な気温は20℃ということになります。
出穂してから登熟までの期間20℃を超える事・・・秋の気温が早く低くなる地域は早く出穂する『早生』を選ぶ必要がある為、『五百万石』寒冷地向きに改良されたは早生品種ということになるのですね。
私は品種の分類は移植から収穫の期間でなされていると考えていたので、とてもお勉強になりました♪

また、掛米に用いられている『ゆきの精』はコシヒカリの孫にあたる新潟県の奨励品種で粘りが少なく寿司米として最適な銘柄です。