車を運転していると、時々「赤ちゃんが乗ってます」というステッカーを、

後ろに貼っている車を見かけませんか?

この意味がよく分からない。

 

赤ちゃんが乗っているから、追突しないで?

赤ちゃんが起きてしまうから、クラクションを鳴らさないで?

赤ちゃんがいるから、安全運転をお願いします?

 

周りにいる車に、何を言いたいのかよく分からない。

事故にあって親の意識がない時、救助者が赤ちゃんを見失わないように…

という意味もあるらしいが、ほとんど実効性はない気がする。

 

このステッカーは、貼るも貼らぬも全く任意のものだ。

初心者マークは義務で、貼らなかった者は行政罰を受ける。

よく見かける高齢者マークは努力義務で、貼らなくても罰は受けない。

 

この赤ちゃんステッカー、やっぱり世間ではけっこう反感を買っているようだ。

赤ちゃんがなかなかできない人たちからは、

「赤ちゃんがいる幸せを、自慢しているようだ」等々。

 

ぼくはそこまでは思わないが、何か、若夫婦の少々の独りよがりを感じる。

自分より大切な赤ちゃんが乗っているんだから、

少しでも安全を確保してやりたい…という気持ちも分からないでもないが。

 

一方、ベビーカーのマークは、それを安心して使える場所や施設を表す。

このマークがあるスペースでは、ベビーカーを畳まずに安心して使える。

個人ではなく、鉄道・バス会社や公共施設が貼る。

 

でも、このマークの存在や意味を知らない国民が60%もいるそうな。

そして、ベビーカーを見かけて乗降などの手助けを実行した人は、

先進国の中で最も低い割合だそうな。

 

また、電車やバスでベビーカーを見かけたら不快を感じる人の割合が、

日本は、先進国の中で最も高い。

中には「迷惑だ!」と口にする人さえあるという。

 

訪日外国人(特に欧米人)には、とっても愛想よくおもてなしする日本人が、

ベビーカーを押しているお母さんに、なぜこんなにも冷たくできるのか!?

大震災後に、日本中であれほど ”絆”と叫んでいたのは、なんだったのか?(*_*)