大谷翔平選手の結婚相手がお披露目になった。
国内最高峰の女子バスケットリーグの選手だったそうな。
大谷選手が独身の時に、「将来のお相手は、どんな人がいい?」と聞かれ、
「スポーティーな人がいい」と答えていた。
彼は、見事にその通りのことを実現した。
ぼくはこの”スポーティーな人”という言葉が、いかにもと思った。
また、不思議にも思った。
なぜなら、理想の相手を表現する言葉として、
”スポーティー”という言葉はふつう出ないからだ。
でも、幼少時からスポーツ漬けの彼は、
スポーツ以外の世界をほとんど知らないし、親しみもない。
同じスポーツ漬けの配偶者だったら、そりゃ気が合うことだろう。
スポーツ以外の様々な価値観をもつ人に対しては未知数で、
きっと、リスクも大きいと感じていたに違いない。
でも、賢い彼は安易な選択をしたのではなく、ベストチョイスしたのだと思う。
さすがだ!
同じスポーツ選手、しかもかなり高いレベルで活躍した選手だったら、
彼をフィジカル面・精神面でうまくサポートをするには、
きっと理想的なパートナーとなると直感で思ったのだろう。
でもぼくは、この”スポーティーな人”というのは、やっぱり特殊な人種だと思う。
なぜって、プロ選手のような朝から晩までスポーツ漬けのアスリートは、
少数の選ばれた人間だからこそ、そうできるようになっているからだ。
アマチュアでもそれに近い生活ができるのは、ごく少数の者たちだけだ。
ある意味、エリートたちだね。
でも、大谷選手の選手生命は今が最高潮で、
いくらなんでもあと10年活躍できれば御の字だ。
その後は他のスポーツ選手と同じように、引退に追い込まれ、
人々に急速に忘れ去られていく人生を覚悟しなければならない。
その時、”スポーティーな彼女”は、
うらぶれた失意の彼を、生活環境が激変した彼を、
同じようにうまくサポートし続けることができるか?
引退後の長い人生を、互いに仲良く楽しく生きていくことができるか?
それは、現役時代よりはるかに困難であることは、想像に難くない。
すみません <(_ _)> 全く余計なたわごとだね。
ぼくはもちろん、すてきなお二人のご成婚を祝福していますよ。
そして、
すばらしい選択をし、スピーディーな決断した大谷選手に改めて感心している。
でも誰にとっても、
人生には予測不能なことが、舌なめずりをして待ち構えている。
お二人の今後の幸運を祈っています。