”恋愛”ほど不思議なものはない。

人は、なんで恋愛するのか?

なんで、性交にまで至るのか?

科学的にも、まだ分かってないことも多いのに違いない。

 

子孫を残すため…と言われればそうだろう。

でも、なんで子孫を残そうと思うようになるのか?

種が絶えないように?

でも、恋愛している当人たちはそんなことまで思わない。

 

本能には違いない。

親や知人がハウツーを教えてなくても、

個人差があったとしても、適齢期になれば自然に恋愛感情が現れる。

それもまた不思議だ。

 

今、その本能が失われようとしている。

特に個人間競争の厳しい日本や韓国で、その傾向が顕著だ。

恋愛するのが面倒くさい、結婚できない、そもそもそんな感情が起こらない…

そんな恋愛に対する負の感情がずらっと並ぶ。

 

若い男が、”生身”の女性と付き合うのが難しく面倒くさいので、

アイドルおたくとなって彼女らを追っかけ、

なけなしの小遣いを使いまくる…というのは悲しい。

 

アイドルキャラクターを収集することに情熱を燃やしている男たちもいる。

それどころか、”初音ミク”と結婚した…なんて男性も現れた。

そして、そんな男たちが多くなってきたから、

愛に飢えた女たちがホストクラブに通って、大金を使い果たすなんてことが起こる。

 

お金がないから結婚できない・子どもをつくれない…

なんて理由が、本来生物がもっている本能を押しのけてしまったのか?

それじゃ、社会的・経済的な要因が本能的な人間の行動を決定づけてしまっている。

 

恋愛・結婚することによって、自分が自由に遊ぶ時間や金が奪われる…

子どもができたら教育に莫大な金がかかるし、さらに困難な問題も多い…

なんてことが、恋愛や結婚に踏み込めないもっともな理由になり得るのか?

 

日本では戦後まもなくまで、

お金がなくても、男女は自然に自由に恋愛していたんじゃない?

若い二人が恋に落ちたら、食卓がなくてもミカン箱一つで間に合わせたんじゃない?

 

う~~~ん、恋愛の消滅、未婚・少子化傾向の増大は、

みなが思っている以上に、実は深刻なことじゃない?

日本・韓国は核戦争で滅びるんじゃなくて、恋愛の消滅で滅びるんじゃない?