赤んぼは、甘えなくちゃ生きていけない。

泣いたりわめいたり、そりゃ大変だが、

赤んぼはそう自己主張し、表現するしかない。

 

大人は?

たまには泣いたりわめいたりばかりする人もいるが、

自分で判断し行動する…これが普通だな。

 

でも、たまには甘える必要もある。

自分ができない・分からないことには、他人の助けを乞う必要がある。

当たり前か?

 

でも、甘えるさじ加減やタイミングが難しいんだよね。

甘え過ぎて嫌われる人もいれば、

甘えることができず、チャンスをのがす人もいる。

 

自助の精神は、資本主義の発展に伴って、

明治以来、欧米人によって喧伝され、

最近の日本では、アベノミクスで政策的に押し付けられた。

 

国が金銭的に面倒を見切れなくなってきて、

「80歳までがんばって働き、自分で稼いで」と言う。

もう、国民は国に甘えるな…と。

 

で、うまく立ち回った少数のお金持ちと、

老後が不安でたまらず、今も豊かとはいえない、

絶対多数の国民を生み出した。

 

親戚・知人にも甘えられなくなって、

バラバラになって、一人ひとりが孤立している日本人。

結局、GDPはドイツに抜かれ、国勢低下の一途をたどろうとしている。

 

そろそろ日本には、宗教の助け合い精神に学んだ

相互扶助的な生き方の導入が、必要になってくるか?

と言って、いきなりあやしい宗教に飛び込んじゃダメだよ。

 

また、日本の既成宗教関係者のほとんどは、

金儲けのことしか考えていないように見えるから、

絶対に、彼らを利するようなことがあってはならないよ。