ザ・ハント★4(79点) | 田舎のインドアアラフィフの日々

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AMAZONプライム映画が主体のレビュー。たまに例外はありますが、日記公開時、プライム会員が無料で観れる映画をチョイス。
できるだけ良い映画に出会いたいため、基本的にAmazon評価で★4以上が付いているものを選んで視聴した上、個人的な採点を実施しています。

■短評

設定自体はとても平凡だけど、とにかくテンポが良いのと、クライマックスでちょっとした捻りも効いていて、短時間に楽しむにはとても良い映画です。

 

■あらすじ(アマプラ紹介文より)

広大な森の中で目覚めた12人の男女。ここがどこなのか、どうやって来たのかも分からない。あるのは巨大な木箱に納められた一匹の豚と武器の数々。すると突然銃声が鳴り響き、何者かに狙われる。武器を取り、逃げまどいながら、やがて彼らは気がつく。ネット上にはびこる噂、「人間狩り計画」―セレブが娯楽目的で一般市民を狩る“マナーゲート“が実在することを。

 

■総評

痛いのはとにかく嫌!という人は序盤の展開でダメだと思うのでご遠慮を。まあ、そんな人は本作の題名やトレーラーに惹かれないか。

逆に痛いのやグロそうなの大歓迎の人でも、あらすじを読んだだけで、うーん、色んな所で聞いたことのある設定だねえ。やめとこ。となるのは勿体ない佳作。製作会社は「セッション」「ゲット・アウト」ほか多数の良作を生み出しているブラムハウス。

とにかくテンポが良いし、中盤に差し掛かる前から始まる逆転劇が、爽快・無双で心地よい。

キャラクターも割りと立ってる。主人公の女性、割と変顔するので美人なんだかそうでもないんだか良くわからないのだが、よくやる口元を斜めにしたときの表情が「こいつ絶対タダものじゃないな」感が出てるし、ほかに重要な事項として「バイーン」なことが実に良く確認できる。こういうサービスは大事ですね。ラスボスは、オスカー女優のヒラリー・スワンクだし。この人もクセつよ。

ただただ金持ちの道楽かと思われた「ハント」についても、「なんでこういうことをするに至ったか」という理由が実はちゃんとあったりして、それが大した内容ではないにせよ、今時の野放図なSNS社会を風刺していて面白い。

ちょいとヒマだな。と思ったときに、充分ダレることなく楽しめる映画だと思うので、ウォッチリストに追加どうぞ。