ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密★3(65点) | 田舎のインドアアラフィフの日々

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AMAZONプライム映画が主体のレビュー。たまに例外はありますが、日記公開時、プライム会員が無料で観れる映画をチョイス。
できるだけ良い映画に出会いたいため、基本的にAmazon評価で★4以上が付いているものを選んで視聴した上、個人的な採点を実施しています。

■短評

1作目、2作目と時間を忘れて楽しんだが、あれ?どうした3作目?

 

■あらすじ(アマプラ紹介文より)

魔法動物を愛するシャイでおっちょこちょいな魔法使いニュートが、ダンブルドア先生や魔法使いの仲間たち、そしてなんとマグル(非魔法族)と寄せ集めのデコボコチームを結成!史上最悪の黒い魔法使い、グリンデルバルドに立ち向かう!全ハリー・ポッターファン必見!ホグワーツ城、ホグズミード村、不思議なトランクや可愛い仲間のビーストたちとともに、ますます広がる魔法の世界。そして明かされる、ダンブルドアとその一族に隠された誰も知らない秘密とは――!?

 

■総評

まったく予備知識なしでの鑑賞のため、いきなりのマッツ・ミケルセン登場に「ええ!?これ誰?」となった。何となく、ああ、悪い魔法使い(ジョニー・デップ)が変装している姿なのかな、変装だけでマッツを使うとはゴージャスだな、と思っていたら、最後までその姿だった。代役だったのね。ジョニデが裁判で大変な時期だったようだ。それに加えて、中盤以降は何となく展開自体もブツ切れの連続を感じ、前2作のようなスピード感を感じないしスケール感が小さい。そしてキュートなゴールドスタイン姉もほとんど出てこず、一緒に活躍する仲間が少し入れ替わり。その必要性を全く感じなかったのですが・・なので、シリーズの中でこの3作目だけがちょっと浮いている感じ。キリンの子供が、これまでに出た魔法動物史上最高に可愛かったのが救い。

視聴後に監督や製作陣が変わったのかな?と調べてみても、特に変更もなさそう。一体何がどうなったんだ?

調べついでに、本シリーズ全体のことも検索したら、このファンタビシリーズは「本家」ハリポタのような大ヒットには至らず、1作目から3作目に移り行くに従い、興行成績も徐々に落ちて行ったらしい。全5作の予定だったのに、次の4作目については全くの白紙になっているようだ。原作者自ら脚本に挑んだのに。

残念・・・といいたいところだが、ハリポタとは違い原作のファンではないに加え、この3作目の出来は個人的に好ましく感じていないため、特に寂しさを感じなかったのが本当のところ。改めて、主人公を囲む主要キャラは好きだけど、この3作目まで至っても、主人公自体に強い魅力を感じていないこともある。

現在続編白紙という状態において、この厳しいと思われる現在の映画業界では、改めて次作が作られることは恐らくないと思う。そういう意味では、この3作目は一応の話の一区切りになっていることは幸いかも知れない。悪い魔法使いは今後誰を使うか?ジョニデ復帰?マッツ継続?という問題もあるし。原作者のJ.Kローリング氏がジェンダー関連で色々と物議を醸していることも、商売的には良い材料ではないだろう。お疲れさんでした。