ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅★5(84点) | 田舎のインドアアラフィフの日々

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★1/最低。見ない方がいい
★2/見どころがないわけじゃないが酷い部分が
★3/普通。あんまり面白くはない
★4/なかなかの良作、力作、工夫作。
★5/面白い。人に勧めてもOK。90点以上は是非観て欲しい。

■短評

本作は、ハリーポッターの興奮冷めやらぬ頃の公開。個人的には一度観て、余り受け入れなかった映画であり主人公。さすがにハリポタ熱も冷めた今、改めて観てみよう。ということで評価は上がった。

 

■あらすじ(アマプラ紹介文より)

魔法使いのニュート・スキャマンダーは、優秀だけどおっちょこちょい、そして魔法動物をこよなく愛する変わり者──。世界中を旅しては魔法動物を集め、不思議なトランクに詰め込んでいる。ある時ニュートは、旅の途中でニューヨークへ立ち寄ったが、そこでひょんなことから自分のトランクが普通の人間のトランクと入れ替わってしまう!トランクの中から魔法動物たちは逃げ出してしまい、ニューヨーク中を巻き込む大騒動に!そこで出会う仲間たちや奇想天外な魔法動物とともに、ニュートの新しい冒険が始まる!

 

■総評

僕は「ハリポタ」和訳本が出る前からその存在を知っており、出版を待ちわびて速攻で読了した、いわば最初期の「ハリポタファン」であることを自負している。当然、原作本もDVDも全て所有。

そのハリポタが終了してロスを味わっている頃、突如として出現したスピンオフがこの「ファンタビ」ことファンタスティック・ビーストシリーズ。劇場にまでは足を運ばず、確かレンタルかテレビ放映で鑑賞したのだが、どうにもこの主人公のオタク臭とおっちょこちょいさが鼻につきすぎて好きになれなかった。なので、その後の続編にも全く興味が湧かなかったのだが。

G.Wということもあり、アマプラで3部作全て観られることもあって、改めてこの1作目から観てみよう、という気分になった。

すっかりハリポタを良い思い出として、フラットな感情でいられる今、以前ほどには主人公が鼻につかず、「ハリポタ」の世界にありながら、それよりもド派手に魔法を使いまくる爽快さにすっかり快感を覚えてしまった。

「ハリー・ポッターの世界」を作った原作者だからこそ許された、この世界観と小道具や用語の存分な活用。今更、ポート・キーやホグワーツや呪文に説明などいらないのだ。

ハリポタと大きく違うのは、題名にもあるように「ファンタスティック・ビースト=魔法動物」の存在。ムツゴロウ王国に就職しようとした少年時代を過ごした動物好きな僕としては、これもまたくすぐってくる要素であり、主人公のニュートがムツゴロウさんに思えて、あれほど彼を受け付けることができなかった昔が嘘のようであった。序盤の動物園で出てきたサイみたいなやつ、カワイイーん。ということで、連続して2作目、3作目を観ようと思っている。楽しみ。