■短評
前作は何となく覚えている感じだけど、多分今作の方がスタイリッシュでスピーディー。ただがっつり「To be continued」。で、またしてもマルチバース。
■あらすじ(アマプラ紹介文より)
ピーター・パーカー亡きあと、スパイダーマンを継承した高校生マイルス。共に戦ったグウェンと再会した彼は、様々なバースから選び抜かれたスパイダーマンたちが集う、マルチバースの中心へと辿り着く。 そこでマイルスが目にした未来。それは、愛する人と世界を同時には救えないという、かつてのスパイダーマンたちが受け入れてきた<哀しき定め>だった。それでも両方を守り抜くと固く誓ったマイルスだが、その大きな決断が、やがてマルチバース全体を揺るがす最大の危機を引き起こす…。 <運命>を変えようとするマイルスの前に立ちはだかる、無数のスパイダーマンたち。 史上かつてない、スパイダーマン同士の戦いが始まる!
■総評
うろ覚えだが前作以上に「マルチバース」が混じり合っているので、ここ最近のマーベルで慣れておかないと、特にアラフィフ親父とかには意味が分からないかも知れないし、前作を観ておかないと楽しみは半減。そういう意味では、「一見さんお断り」な感じ。とはいえ、アメコミファンは全世界で裾野を広げているのでそれで充分なのかもしれない。まあ本作は二作目であり、最初からマルチバースありきの作品だったので許せる範囲。各種実写の方はもう満腹で、新作が出てもあんまり興味が無いけど。新しいキャプテンマーベルも観てないし、あんまり観る気も無い。
それは置いておいて、本作は2時間30分もある割に、アメコミバリバリだけど美しい高度なアニメーションにスピーディーな展開も手伝ってその長さを感じさせない。個人的にこの絵柄が好きかどうか、というのはまた別の話だが。展開としてはたまに一時停止しながら、あんまり上映時間残ってないけどどうやって決着付けるの?と思っていたら、がっつり次回作へ続くだった。その次回作はまだ公開日は未定。
とにかくいろんなマルチバースのスパイダーマンが出てくるのだが、特に期待したいのは「レゴ」のスパイダーマン。きっと、次回は活躍してくれる?のでしょう。そして本作の盛り上がりはやはり終盤の主役、マイルス・スパイダーマンの大活劇。
前作では蜘蛛糸移動もおぼつかなかったのに、他を寄せ付けないスーパーな能力の発揮は、主人公として頼もしくて熱い。実写版と比べたら注目度は低いと思うが、アメコミスパイダーマン好きは絶対に見逃せない作品だと思う。
現在、1作目もアマプラ会員無料で視聴できるので、これからの人は絶対に1作目から連続で観た方が良い。PICKしておきます。
ちなみに今後、スパイダーウーマンのスピンオフも予定されているそうです。
↓本作(2作目)
↓1作目。