■短評
昨年公開で非常に評判の良い本作、アマプラでレンタル始まってたので喜んで視聴。確かに評判が高かったのがわかります。
■あらすじ(アマプラ紹介文より)
失われた遺物を回収するという目的のもとに集まったカリスマ性あふれる盗賊と、これまでまるで接点のなかった冒険者たち。巨大な悪と対峙することになり、事態は最悪な展開を迎える。笑いとアクション満載の大冒険を見逃すな!
■総評
しつこくない、センスの良い適度な笑いも入れながら非常に分かり易く丁寧にストーリーも進行。CGやアクションが特別に迫力があって優れているわけでもないが、特に不自然さや安っぽさも感じないし、こういう映画で最後にホロリとさせるなんてあんまりないぜ。泣いちゃったじゃないか。親子ものはズルい。題名的にRPGが基なの?と思ったら、アナログなテーブルトークRPG(TRPG)がルーツのようだ。
何か新しいか?と言われたら、正直どのシーンも展開も過去の作品で観たことがあるようなもので埋め尽くられているのだが、ありふれたネタでも丁寧に、ユーモアを交えながら作ったら、かくも見事に楽しく完成度の高い作品にできるということを証明した。まだまだ映画は色んな可能性を秘めている。キャラも過不足なく全員が立ってます。ドリック役のソフィア・リリスかわゆす(しょこたん語)。
僕を含めて、RPGといえばコンピュータ・ゲームという人が大半だと思うが、卓を囲んでやるテーブルトークというやつもきっと楽しいんだろうな。やってみたいな。そんな気分にさせる傑作ファンタジーアドベンチャーです。