RE:BORN リボーン★3(68点) | 田舎のインドアアラフィフの日々

田舎のインドアアラフィフの日々

AMAZONプライム映画が主体のレビュー。アラフィフです。
★1/最低。見ない方がいい
★2/見どころがないわけじゃないが酷い部分が
★3/普通。あんまり面白くはない
★4/なかなかの良作、力作、工夫作。
★5/面白い。人に勧めてもOK。90点以上は是非観て欲しい。

■短評

ストーリーは特にどうということはないが、坂口拓の本物のアクション・格闘術を存分に楽しめる映画。要は大いにクセがあるので、このアクションを楽しめるかどうかが鍵。

 

■あらすじ(アマプラ紹介文より)

石川県加賀市のコンビニで、店員をしながら少女サチと慎ましい日々を送る敏郎。彼はかつて最強の特殊傭兵部隊に属しながら、自らの手で部隊を壊滅させた過去があった。ある日、彼らがひっそり暮らす田舎町で、不可解な殺人事件が起きる。それは、ファントムと呼ばれる謎の男からの、敏郎に対する警告だった。

 

■総評

アクション俳優ということで、主演の坂口拓さんのこれまでの作品もそちら系に偏っている。最近の作品としてクラウドファンディングで有名になった「狂武蔵」がこれまたクセの強くて有名。なのだが未視聴なので過去彼の主演作品を観たことないよな?と思っていたら、「魁!男塾」の剣桃太郎を演じていた。まあ、クセが強いことには変わりない。

映画に戻って、正直とっても安っぽい既視感のある世界観を下敷きに、ストーリーやリアル感なんざどうでもいいんだ、とにかくこのすごいアクション・格闘術を観てくれ!!という潔さは良し。銃も装備した傭兵たちを次々と格闘術で倒していく様子は、ともすると現実感が皆無になりがちだが、なかなか上手に「肉弾戦でなければいけない」状況を作っていたと思う。

とにもかくにもこの坂口拓の格闘術は本物なので、ハマる人はハマるだろう。基本的に「殺す」ことが目的なので刃物は持っているが、どこか近年の中国拳法映画の名作「イップ・マン」を彷彿させるアクションは本当に迫力満点。当の坂口拓さんだけでなく、周囲の俳優もしっかりと稽古?して出演しており、ぎこちなさはほとんど感じない。

日本には本格アクションのできる女優さんがいなくて寂しいと書いたことがあるが、本作での篠田麻里子はかなりイケてる。元AKBの人たちは、ダンスで体を鍛えてリズム感もあるのだから、卒業後のアクション女優という道は大いにアリかも。

また他にも斎藤工ほか、著名な俳優さんが多数出演していてビックリしたのだが、坂口拓さんの交友関係が縁の人が多いらしい。人望厚い人なんですね。格闘術もすごいし男前なんだけど・・普通の演技がいまいちに感じるのはちょっと、いやかなり残念。

あと、最大の敵・アビスを演じた俳優さんが、坂口さんに指導した近接格闘術のリアル師匠であるという情報は、これから本作を観ようとする人は先に知っておいた方が楽しめる要素かも。

準主役?の娘役、近藤結良ちゃんはまん丸顔とお目目がとてもキュートでした。今はもう高校生らしいです。