仮面ライダー1号★3(70点) | 田舎のインドアアラフィフの日々

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★1/最低。見ない方がいい
★2/見どころがないわけじゃないが酷い部分が
★3/普通。あんまり面白くはない
★4/なかなかの良作、力作、工夫作。
★5/面白い。人に勧めてもOK。90点以上は是非観て欲しい。

■短評

ショッカーを観ると、エガちゃんねるのブリーフ団を思い出すこの頃。んでなかなか「シン・仮面ライダー」を観に行けない。ここはひとつ、元祖東映の45周年記念作品で初代ライダーの復習でもしようじゃないか。

 

■あらすじ(アマプラ紹介文より)

2016年、仮面ライダー生誕45周年を飾る企画として、あの男が再び主演として帰ってくる。伝説の戦士・仮面ライダー1号こと、本郷猛だ。第1作『仮面ライダー』に主演し、それをきっかけにスター街道を歩んでいった藤岡弘、。その藤岡が全身全霊で演じる「その後の本郷猛」に、注目せずにいられない。共演は『仮面ライダーゴースト』レギュラーメンバーをはじめ、物語の鍵を握る美少女・立花麻由に岡本夏美、猛の永遠のライバル・地獄大使に大杉漣といった布陣。本作のためにリニューアルされた1号の姿や、新たに登場する組織・ノバショッカーの脅威も、大きな見どころとなっている。戦い続けてきた本郷猛を待つものは安らぎか、それとも――。

 

■総評

45周年ということで、当時実際に1号を演じた藤岡弘さんが大復活!まだまだご健在であることが嬉しく有難い。僕は昭和第一期(1号~ストロンガー)までの世代なので、一緒に出てくるゴーストとかいうライダーのことは全く知らない。ということで、本作では初代ライダーに注目しまくっていたわけだが、まず変身後の姿がリアル藤岡弘の体形そのままを活かしているところにまず賛成。そうそう、変身していきなりスリムになっちゃおかしいもんね。ごっつい1号ライダーの復活だ!

で、本作より約10年前に製作され、僕もしばらく前に観た「THE FIRST」「THE NEXT」とも知らずのうちに比較してしまった。映画としての全体の出来はこっちの方が好きだけど、残念なことにアクションシーンの迫力やライダーの造形のカッコよさは前述2作品に及ばない。まあ、現代のライダーと共演するのでイメージを統一する必要もあったのだろう。

また仮面ライダーは、初代のごく初期の頃こそ怪奇な感じだったが徐々に子供向けになり、それが今の流れを作っているので、本作はどちらかというと大人も子供も楽しめる作品にしたと考えると仕方ない面もあるかも。で、その読み?どおり、うちでも高校3年生目前の息子と笑いながら楽しみました。ちなみにシン・仮面ライダーは期間限定で公開されている冒頭映像とか観たけど、血もブシュブシュ出るオリジナル初期をなぞっていて完全に子供が笑って楽しめる作品ではない感じ(PG12)。本作に戻って、45周年作品と銘打って藤岡弘さんが復活している割には予算がショボいんだろうなあ、という感じが一番残念。日本の映画界に寂しさを感じながらも、映画自体は展開も早くて安心して楽しくツッコミながら鑑賞できる作品なので、僕と同じように「シン」を観るために劇場になかなか足を運べない人は、是非本作や、「THE FIRST」、「THE NEXT」とかも観たらいいんじゃないかなあ。