失敗作と聞いていたので、アメコミヒーロー好きな僕がずっと手を出していなかった作品。なるほど、その意味がわかった。
■あらすじ(アマプラ紹介文より)
今から数十億年前、不死身の種族が宇宙最強の力を手に入れた。彼らは宇宙の<ガーディアン>となり、さまざまな星から勇者を選び、宇宙警察機構<グリーン・ランタン>を作り上げた。
■総評
能力としては、あっという間に太陽まで飛んじゃうし思ったものを実体化するしでスーパーマンにも引けを取らないんじゃというほどの能力を持つグリーンランタン。しかし、なぜか終始その強さに心も震えないし物語にも熱くならない。展開もブツブツと途切れがちだし、突然スーパーパワーをもった主人公の苦悩も覚悟もいまいちピンと来ない、ヒロインとのロマンスシーンもあろうことかライバルとなるマーベル・スパイダーマンの二番煎じっぽくて安っぽい。コミカルな作風の中で浮く陰気で救いようのない中ボスの存在。つまりは全てが中途半端でどう楽しんで良いのかわからず全く心に響き残るものがない。DCの予算豊富な作品として、映像だけはさすが一級品だったかも知れないが、内容は「特に出来の良くないB級作品」。DCも好きなんだけど、やっぱりマーベルの方が手堅いかな・・失敗作として語り継がれるだけのことはありました。★2に近いギリギリ★3点。