■短評
井上尚弥の4団体統一戦を観るために、初回無料で登録しているdtv。試合が終わったら解約するつもりだが、折角なので何か観るものないかな、と探していると大好きなタイムループものを発見。同ジャンルの繰り返しの過程のツボは抑えていたのだがラストはちょっと残念。
■あらすじ(Filmarksより)
朝⽬覚めた瞬間から謎の殺し屋に襲われ殺される元デルタフォース特殊部隊員のロイ。
銃で撃たれることもあれば、爆弾で吹き⾶ばされることもある。⾸を切られることもあれば、刃物で刺されることもある。ところが何度殺されても⽣き返り、同じ1⽇を繰り返している。死のループから抜けだすために何度もトライ&エラーを重ねる中、科学者である元妻からタイムループの鍵を握る極秘計画「コードネーム”オシリス“」の⼿掛かりを…
■総評
「オール・ユー・ニード・イズ・キル」に代表されるタイムループ映画。僕もこれで観るのは何本目かというくらい、ジャンルとして確立した感がある。大体パターンが定まってきており、視聴者もそのパターンを楽しむことが目的になっている。
大体、こんな感じだろうか。
①繰り返される1日の原因を探す
②繰り返される1日のパターンを何通りも試してみる
③思いもかけない本当の原因が発覚する
④その原因を解決するために、何度もトライ&エラーを繰り返す
⑤とうとうタイムループから抜け出し、その後の世界の大団円へ
ということで、本作も①~④はかなりハイレベルであり、アクション・格闘混じりでなかなか本格的なのでそちらのジャンルが好きな人も楽しめる。剣の修行して達人になるとこなんか最高。しかしながら、⑤のラスト。これがきちんと描かれない。
タイムループの原因がなかなか壮大なので、このラストで良いとする人もいるかもしれないが、やっぱりキッチリ映画の中で完結させて欲しかったよね、ループから抜け出た日常を見たかったよね、というのが僕の素直な感想。
このラストを了承する人も、この映画が全体的に面白かったので甘んじて受け入れているだけで、本当はもっと別の、スッキリするラストがあればそれに越したことはなかったと思う。
ただ、タイムループものとして充分に楽しめるし、アクションや特撮、キャラクターも女の剣客殺し屋を代表に立ちまくるくらい立っていて、安っぽいところは一切無いので楽しめる一本。メル・ギブソンやナオミ・ワッツなど有名な俳優さんの出演もあり。なお本作、現在はアマプラでは無料で視聴することはできない。
僕と同じく井上尚弥応援のためにdtvに加入した人がいれば、折角なので観てみてはいかがでしょう。
↓本作や12/13井上尚弥の4団体統一はこちらから。僕も初回無料お試しです。
↓アマプラならこちら。現在無料じゃありません。そのうちまた無料になるでしょうけど。