カンナさん大成功です!★5(82点) | 田舎のインドアアラフィフの日々

田舎のインドアアラフィフの日々

AMAZONプライム映画が主体のレビュー。アラフィフです。
★1/最低。見ない方がいい
★2/見どころがないわけじゃないが酷い部分が
★3/普通。あんまり面白くはない
★4/なかなかの良作、力作、工夫作。
★5/面白い。人に勧めてもOK。90点以上は是非観て欲しい。

2008年なのでちょっと古い韓国映画。どんどん進化している韓国映画なので、ここ最近のものと比べると少しテンポはゆっくりな感じがするが、当時大ヒットした日本漫画原作もの。

 

あらすじ

身長169cmにして体重95kgの女性カンナ。歌手を夢見て音楽業界に飛び込むが、結局スター歌手の舞台裏で声をあてる“ゴーストシンガー”に甘んじる日々。そんなある日、秘かに想いを寄せるサンジュンの冷酷な本音を知ってしまったカンナ。彼女は一念発起して、全身整形で別人に生まれ変わる。パーフェクトボディと美貌に、天才的な歌唱力を兼ね備えた新人歌手ジェニーとして瞬く間にスターの階段を駆け上っていくが…。

 

なんといっても、カンナを演じたキム・アジュンがかわいい。モデルとしてデビューし、本作が初主演の作品。整形手術の旺盛な韓国にあって、「整形をしていないこと」が抜擢の条件だったらしい。映画ではゴッツリ手術後の美女であるが、演じたのは本当にナチュラル美人という点は面白い。

歌の才能はあるのに、デブ、ブスなことで世間から白眼視されるが、整形によってそのハンデを克服。一躍スターの座に駆け上がるが・・ナチュラル美人として売り出されたため、整形しているという秘密はずっと隠し通さねばならない。

この辺のドタバタが本作のコメディ要素になっているわけだが、最後は最近見た「ミス・フランスになりたい」と同様、自分自身をさらけ出すことで心の自由も得る。泣き所。

「ミス・フランス」とちょっと違うのは、カミングアウトした後の、以前よりずっとふてぶてしく活動していく後日談があったこと。全ての人が認めてくれたわけではなく「ニセモノ」と批判するアンチの姿もキチンと描いているところは、コメディであってもリアルさがあって良い。

超カワイイ主演のキム・アジュンさん、1982年生まれということで今年で40歳。この作品以外であんまり聞かない?のはちょっと悲しい。僕が知らないだけかも?