ジャッキー・チェンはまだまだ頑張る!
なつかしのプロジェクトAならぬ、Ⅴなのだ!
あらすじ(アマプラ紹介文より)
トン・ファンティン(ジャッキー・チェン)によって設立された“ヴァンガード”は、世界中のクライアントにセキュリティサービスを提供する民間の国際特殊護衛部隊。ロンドンのチャイナ・タウンで実業家チン・グォリが誘拐され、ヴァンガードのメンバーは救出のために派遣される。チンを救出したものの、疎遠になっていた彼の娘で野生動物保護活動家のファリダの護衛を懇願され、ヴァンガードメンバーはアフリカへ飛ぶことになり、巨大組織の陰謀に巻き込まれていく。
まだまだ頑張るジャッキーとはいえ、さすがにもうお歳。
約40年前!のプロジェクトAのように、アクション全編に渡ってジャッキーアクションが展開されるわけではなく、ほどよく若手たちのアクションが主体となる。
この辺、何となくジャッキーが「もう僕も年なんだよ。頑張れるところは頑張るけど、もう若い人たちの時代も来ているよ」と僕たちに語り掛けているかのようで、少し寂しいような、そうだよね、お互いできるだけ頑張ろう。という温かいようなホッとしたような気持ちになる。
映画自体はもう全編通してアクションの連続。
40年前は素でやり通したアクションも、今はCGという文明の利器も駆使して迫力満点。
ただ、CGに頼りっきりではなく、かなりギリギリまで役者が体を張っているところはやはりジャッキー映画らしい。
あと、こういう映画をみていつも思うのが女優さんの体のキレ。
邦画のアクションで本作のようにキレた動きができる女優さんなど、志穂美悦子以来現代では観たことが無い。
「キングダム」の長澤まさみさんも頑張っていたが、正直到底及ぶところではない。
まあ、日本の映画界で「アクションのできる女優」に需要が余りないのかも知れないが・・
映画に戻って、ストレートに気持ちよくどんでん返しもなくそれほど主人公チームが苦境に陥ることもなく、ジャッキーチームサイコー!な、安心して観られる映画だ。
なので、ビックリのアクションシーンが続いても、「どーにかなんだろ」という意識が働いてしまって、あんまりドキドキしない。
2年前のザ・フォーリナーと比べたら、リアリティでは雲泥の差。でもいいのだ。ジャッキーだから。