ラスベガスをやっつけろ★4(80点) | 田舎のインドアアラフィフの日々

田舎のインドアアラフィフの日々

AMAZONプライム映画が主体のレビュー。アラフィフです。
★1/最低。見ない方がいい
★2/見どころがないわけじゃないが酷い部分が
★3/普通。あんまり面白くはない
★4/なかなかの良作、力作、工夫作。
★5/面白い。人に勧めてもOK。90点以上は是非観て欲しい。

クセつよ・テリー・ギリアム監督作品。

題名は知っていたのだが、今までなんとなく観てなかった。

 

あらすじ

スポーツ記者のラウル・デュークと、サモア人で弁護士のドクター・ゴンゾー。 彼らはバイクレースの取材のため、トランク一杯に「治療薬」と称したあらゆるドラッグを詰め込み、一路ラスベガスへ向かった。

 

ドラッグジャンキー映画。いわばそれだけなのに、出演陣ものすごい。

超有名どころでは、主役の二人

ジョニー・デップ

ベニチオ・デル・トロ

に加え、

大女優キャメロン・ディアス(チョイ役)、スパイダーマンのトビー・マグワイヤなど、後に大活躍した俳優・女優が勢ぞろい。

1999年作品なので、年をとっても大活躍する彼らの若い頃を観られる。

特に、ジョニー・デップのハゲ姿と、ベニチオ・デル・トロの小太り姿は衝撃的。

クセつよのテリー・ギリアム監督作だけあって、この映画はまた特にクセが強い。

終始もう、すぐに死んじゃうんじゃないかという主人公二人のドラッグへの依存ぶりが強すぎ。

上映中に二人が揃って正気なときって、わずかな時間しかない。

ホテルの中でも外に出ても、わやくちゃ。

特にホテルの汚し散らかし具合は破壊に等しく訴えられるレベルの半端ないワヤクソさ。

普通の人はドラッグやっていないと思うが、「お酒を飲んでて明日になったら記憶にないほど手に負えない泥酔状態になったことがある人」なら分かるかも知れない、まさにその状態が常態化。上手いこと言った。普通死ぬ。

 

特にストーリーがある訳じゃない、そんな二人のメチャクチャ具合とジャンキーの心理状態を楽しむ、なんかロードムービー的な映画です。ただし観る人を選ぶ。

 

ドラッグはどうぞ控えめに。