よく、テレビドラマで認知症を発症されている土地持ちのご老人を騙して判子を押させるシーンを見かけた事がありますが、これが実際私の知人の身内で起こりました
ある日、私の知人から何となく身内の様子がおかしいし、私の親にその身内が変な態度を取るので、親の財産が心配です
とご相談がありました
お話の内容を聞きますと、どうやら親御さんがご入院されている時に
(認知症で要介護の等級あり)この身内がいきなり書類を持ってきて親御さんにその書類に判子を押させたそうです
もちろん親御さんは、この書類の内容は後存じありません
そのお話を聞きまして、私は嫌な予感がしましたので
取りあえずあなたの親の名義の登記簿を法務局で取り寄せて下さいね
とお伝えしましたら、その知人は直ぐに取り寄せて来られました
登記簿の内容を2人で確認しましたら、やはり知人の親御さんの知らないうちに親御さんが所有される先祖代々から受け継いでいる土地が勝手に担保に入り、その知人の子供の名前がある箇所に掲載されていたのです
これには知人、親御さんもびっくり
直ぐに警察に相談に行かれ、これから色々な行動を取られます
ただ、驚きましたのは
こんな事をしても必ずばれてしまいますし、これは犯罪なのに
この身内は平気な顔をして暮らしているのです
人の所有物を平気で騙し取り
それを我が子に与えるなんて
本当に、こんな事が通るのですね
とにかく、法に基づいて色々皆様からアドバイスを頂き、親御さん名義の土地を綺麗に戻しましょうね
と、知人にお伝え致しました
先祖代々からの大切な土地
担保が外れ、元の綺麗な土地に戻るのを祈るばかりです
本当に、詐欺師は直ぐ近くにいます
親切心を装い、近づき急かします
皆様も、どうかお気を付け気下さいね