私が今の住居に引っ越して来ましてから、もう六年が経ちました
もちろん知人が居るわけでもなく
奈々と二人で生きていく地ですから
しっかりしなきゃと思って新しい暮らしをスタートさせました
そんなある日、ご近所でお化粧バッチリの母娘さんとよく出会う様になりました
お二人は大変お綺麗な方で明るい人でした
いつしか、私の帰宅時間にお二人がご出勤される事が分かり
軽いご挨拶から、ハロ~と言える仲となりました
お二人は大学生のお子様とお体が少しご不自由なおばあ様と犬ちゃんの五人暮らし
おばあ様にも皆様優しく接しておられ、犬ちゃんも毎日お散歩に連れて行ってもらって本当に幸せそうなご家族でした
ただいま~
お帰り~
今からお仕事?
うん、行ってくるね~
と、何気ない会話ですが私達は深い信頼関係を持っていました
所が二年前、急にお二人と会わなくなり、犬ちゃんのお散歩の時間に散歩道を歩いても出会いません
不思議に思いながら半年がたったある日、偶然大学生のお子様とバッタリ道で出会いました
いつもの様に会釈をして下さったので、私は思わず
お母さんとお姉さんと犬ちゃんは?
最近出会わないの
と、言ってしまいました
お子様は少し困ったお顔をされて
、いつか帰って来ます
今は…
コロナで母の仕事が無くなり
皆で実家に帰っています
と、話して下さりました
出会わないのにご自宅に電気が点いていたのは、お子様がおられたからでした
私は、何か一瞬で淋しい思いが胸を駆け巡りました
お元気でいつも明るくて、意気揚々とお仕事に出掛けておられたお二人のお姿や、可愛い犬ちゃんの姿がもう観れない
でも、お子様のいつかは帰って来ます
という言葉に私は希望を持っていました
そんなある日、何気なくその方々がお住まいのご自宅のポストを観ますと、投降口にテープが貼ってあり
空き家となっていたのです
(@_@)えっ?
コロナの影響でお仕事が無くなり、母娘で同じお店で働いておられたので収入が途絶えてしまい、取りあえずご自宅を引き払い、ご実家に皆様帰られたのかも知れません
私はそのテープを観ましてから
何故か胸が重くて…
多分、どうして話してもらえなかったのかな?
が自分の心に引っ掛かったままだからでしょうね
生活もコロナ可で大変だったのに
いつも笑顔の皆様でした
その笑顔とお元気な声を思いますと
余計に淋しい気持ちが湧きました
コロナの終息を心から願います
そして、早く皆様に元通りの生活が来ます様に
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