老夫婦に訪れた急な別れ | kumikoのブログ

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吉田九美子(四柱推命鑑定士・医学気功師・除霊師九氣.遠隔治療技術士)は、人のお役に立つためのブログを書かせて頂いております。人生の歩みの方向性を見失われた方、霊に悩まされておられる方等、様々なお悩みを解決し、アドバイスもさせて頂いております。

私のお店に、七年くらい前から医学気功を毎月受けに来られていた仲良し老夫婦がおられました


お二人が初めてご来店された日

ご主人様の頭髪は抜けていて、耳の聞こえもかなり悪い状態でした

そして体温は35度代

ご主人様の体調は、よろしくないと判断致しました

でも、奥様はお元気なお体でした


お二人は医学気功が気に入って下さり、それから毎月気功を受けに通って来て下さりました


お二人が医学気功を受けられて半年くらいしましてから、ツルツルでしたご主人様の頭皮に毛根が出来始め

、頭皮はツルツルではなくなり、やがて髪の毛が生え始めました

そして聴こえにくかった耳もご回復

ご主人様はもう80代後半のご年齢でした

ご主人様のご回復には、奥様と私と手を取り合って喜びました

私はご主人様に、前髪がきちんと生えてリーゼントが出来ましたら

デートをしてあげるね

と、そんな話も笑ってしていました


ご主人様は日本の歴史が大好きで

私もよく歴史の本を揃えてお二人のご来店をお待ちしていました


そんなある日、奥様から泣いてお電話がありました

先生、主人の様子がおかしい

トイレが分からないの

それにお風呂の入り方が分からなくなってる

次のご来店の日

ご主人様のご様子を拝見致しましたが、認知症だと感じました

ご主人様は90歳に近いご年齢でした


それから医療機関へ行かれ、デイサービスを受けられたり、ご自宅では小柄な奥様が大柄なご主人様を支えたりと大変な生活になりました

所が急にご主人様の体調が悪くなり

入院

そして転院の日、奥様がご主人様にお会いされた時は、もう目も虚ろで言葉が出ない状態で、病院側は

今度ご主人様と会える時は、命が危なくなられた時しか会えません

と、過酷な宣告を受けられました

コロナが原因ではありますが

奥様は、大好きだったご主人様とはもう二度と話せなくなり、共に笑う事もご飯を食べる事も出来なくなり

ました


先日、奥様がお一人でご来店

ずっと泣いておられ、これからどうしよう…と話しておられました


奥様

奥様が先でなくて良かったね

奥様が認知症じゃなくてよかったね


とにかく今を受け入れましょう

ご主人様の衣類

少しずつ片付けようね

これから忙しくなりますよ

(^-^)

私はそうお話を致しました

奥様はご友人が少ないと話されていましたが、心配な事があったらいつでも電話をしてきてね

私はそうお伝えしました


昔はこんなに多くなかった認知症

そしてコロナの為に病院へお見舞いに行けない

パニックを起こされてしまった奥様の様に、ご家族がいきなり辛い現実を掴まされるかも知れません


そんな時の為に、今のうちに決め事や約束事を書き留め、相互で家族に気持ちを伝えておかなければいけないと思いました


奥様はこれからも医学気功を受けに来られます

私はずっと寄り添ってあげたいと心から思いました