私の実家は、築100年以上の京都の町家です
その為に現在老朽化が急速に進み、毎年何処かしらの修理をしています
でも、その修理は私が名古屋在住の為、中々追いつきません
実家の近くにお住みだった大工さんもお引っ越しをされ、私の実家周辺の町家を修理する大工さんは私が知る限りでは一人もおられなくなりました
その為、自分で出来る範囲で実家の修理をするしか無い状態となりました
雨漏りの水は外壁を越え、自宅内に侵入
実家の玄関は黴が生え出していました
二回も修理をしてもらったのに
大工さんは雨漏りの原発点を見逃しておられたのです
先月末、こんな状態の実家を後に名古屋に戻りました私は、実家が心配で仕方がなかったので、本日修理に向かいました
バールで軒下をめくりましたら
二重になった鉄板が見えました
なんとこの鉄板は、お隣の小屋根の垂れ下がった先端で、お隣の雨水が全て私の実家の玄関の壁の中に流れ込んでいたのです
これは同行して下さった方が見つけて下さりました
この雨漏りのせいでドアは歪み
壁の中は黴
やはり悔しい気持ちも沸きました
私は、とりあえず内側の壁板の黴を拭き取りニスを塗りました
ここはまたいつか漆喰を塗るつもりです
雨漏りの為、コンセントも使い物になりません
インパクトで軒下の鉄板を繋ぎ合わせ、コーキングで防水を施しましたので、この後雨水が無事に雨樋を流れれば安心です
修理が終わりましたので、名古屋に戻る支度をし、帰り間際に実家を振り返って観ましたら、
九美子、ご苦労さん
と、父の声が聞こえた様な気が致しました(^-^)
実家も何十年間も隣の雨水が流れ込んで本当に気持ちが悪かったと思います
物言えぬ実家
やはり壊れていても、痛いよー
とかいう事が出来ないので、いつも気を付けてきちんと点検をしないといけないと思いました









