自分の分身でもあるので、ついつい我が儘も聞いてしまいます
子供の物心が付く頃も大変可愛らしく、親はついつい子供のする事に手を出してしまいます
子供が転んだら、親は直ぐに駆け寄り子供を起こす
泣けば、あやす
これを繰り返す
初めから、子供は自分で靴下をはけないものだと思い込み、靴下は自分ではきたがる子供を膝の上に乗せて靴下をはかせてしまう
いつの間にか、子供は自分で物事に取り組んでみたいという気持ちを喪失し、親任せになっていくのです
親の好きな色の服を着さされ
親の好きな食べ物を、食べさせてもらう
お風呂では、自分で体を洗いたいという子供に、お母さんは忙しいから
お母さんが洗うから
と言って子供に体を洗わせない
早くしなさい、早く食べなさい
とにかく子供を急がせ、親のぺース
に子供を合わせる
そんな環境で育った子供は、身の回りの事は親が全てしてくれた為、社会人となっても、物事の先読みも出来ず、自分一人の力で育ったと勘違いをし、何に対しても感謝の気持ちも持てない人になるのです
もちろん、金銭感覚も鈍く欲しい物は我慢が出来ないので、お金が無くても直ぐにクレジットカードで手に入れてしまいます
警戒心無しに育った為、詐欺に合いやすく保証人にも簡単になってしまう
結婚しても親になり切れず、配偶者が我が子ばかりに構うので焼きもちを焼く
お金が無くなると親に無心
いつの間にか、自分は殿様バッタであり、親は家臣だと錯覚を起こす
その頃やっと、親は我が子が我が儘であり何も出来ず虚言ばかりいう人間となったと気付くのです
この様な子供は、いつもお小遣いをくれていた親が亡くなり、居なくなると次は兄弟や親戚を頼り、いつまでたっても自立が出来ないのです
やがて自分の周りの人間はいう事を聞いてくれないという事に気付き、
初めて自分を振り返る事になるのです
これでは本当に遅いですよね
いいですか?
我が子の為なのですよ
小さなうちから自分で何でもさせるのですよ
(刃物類や危険物は触らせてはいけません)
親は手を出さず、見守るのです
もちろん、子供に危険が及ぶ時は
親は手を出さなければいけません
人の心の痛みが分かり、自己中心的な心を持たない、優しく思いやりのある人に我が子が育つ様に
子供は物心がつき始めた頃から
自分で出来る事は自分でさせていきましょうね
子供の心の子育ては
そこからスタートです
(このお話は、全てのお子様には当てはまりません。)