電話がかかって来ました
お客様に了解を得て携帯を取り、携帯の発信元の名前を見まして、私は驚きました
発信元は
私の父
正確には現在空き家である私の実家からかかって来たのです
私の実家には、私しか帰らないので私以外の者は、誰も電話をかける事は出来ません
私は急いで通話ボタンを押しました
もしもし!
私は泣きそうになりました
この番号からは、私の父だけしかかけて来ないからです
もしもし、お父さん!
この番号の電話に出ますと、父はいつも
はーいお父さんだよ
九美子か?体は大丈夫?
と、優しい声が私を包んでくれます
でも、携帯から聞こえて来ました声は…
声ではなく、ザーザーという何かを擦った様な音が6秒続き、その後切れました
私は直ぐに我に返り、お客様に了解を得て、実家の六軒隣の叔母の所に電話をかけました
もしもし、おばさん
今、私の実家から私の携帯に電話がかかってきたの
悪いけど、直ぐに実家を見てきて欲しいの
そう伝えましたら、叔母は驚いて
直ぐにご近所の女性と一緒に私の実家に入って電話を確認して下さりました
父(実家)から電話がかかって来てから五分も経っていません
九美ちゃん
実家には誰も居ないよ
2階も見たけど誰も居ないし
電話も発信されてないよ
との事でした
誰がかけてきたの?
私の実家から
誰も居ないのに
絶対かかって来るはずが無いのに…
やはりお父さん?
何か私に伝えるあったの?
そんな事をその日はずっと考えてしまいました
そういえば、最近ずっと忙しく
きちんと寝ていません
いつも私の体を心配してくれていました私の父
早く寝なさいよ
きっと電話で、そう伝えたかったのかな
…
今の私より、三歳年上当時の父
私の1番好きな写真
多くの人に優しかった父
いつも物事を先読みし、賢い人でありました
幼い私に、会社の経営や人との接し方やうまく人を使う方法を教えてくれていた父
今回のこの電話で、色々な事を思い出しました
でも、この電話がかかって来ました意味を理解しますと、やはり無理をせず体を大切にしなさい
という事を伝えたかったのかな
と感じました
本日は、父からの電話に感謝をし
早く休みますね
(^-^)

