飼い主様は、86歳のおばあ様ですがしっかりした口調で話されていました
昨日夕方、猫ちゃんは寝たきりで歩けないはずなのに、おばあ様の後をついて来て、トイレやお台所の周りを歩き、自分の寝床に戻りました
そして、深夜十二時過ぎにおばあさんの顔をじっと見つめて、二回にゃーんと鳴いて静かに目を閉じて亡くなったそうです
猫ちゃんは、高齢のおばあさんを一人残して自分が先に死んでしまう事を本当に辛く思っていました
私は、この猫は十七年前に亡くなった、おばあさんのご主人様の生まれ変わりであってもおかしくはないと
感じました
…
朝から夜まで、おばあさんと猫ちゃんはずっと同じ部屋で過ごされ、夜は一緒のお布団で寝ておられました
一緒に暮らしていたペットが亡くなる事は本当に辛いですね
ベットの寿命は、人間と比べますとあまりにも短い
そして、その短さがペットと一緒に暮らしても、この子はいつかは死んでしまうという不安を抱えて暮らしてしまう…
でも、ペットが亡くなっても一緒に暮らせた楽しい思い出が残ります
おばあさんはずっと泣いておられましたが、冷たくなったラブちゃん(猫の名前)にありがとうと話しておられ
私に笑顔を見せて下さりました
ラブの分も、これからはしっかり生きていくね
そうおっしゃって下さりました
ラブちゃんは、本日八事霊園で
荼毘に付されました
今朝、お花屋さんで優しい色のお花の花束を作って頂いている時に、お客様の飼い猫が亡くなって…と話していると少し悲しくなり、その私の顔を見たお花屋さんのご店主様が
ペットさんが亡くなられた方も
よくお花を買いに来られます
皆様は、やはり家族を亡くされたという想いをお持ちで、本当にお辛いお顔をされておられました
と話して下さりました
私も今は元気でよく走り回っている
二匹の猫と暮らしています
今は、一緒に暮らせる幸せだけを考えています
先の事は考えず、今ある猫達の命に感謝し、日々を送りたいですね…
皆様、ラブちゃんへの想いのコメント等を本当ににありがとうございました
猫としての寿命を全うした
安らかな寝顔であったそうです
