寿命を越えた命 | kumikoのブログ

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吉田九美子(四柱推命鑑定士・医学気功師・除霊師九氣.遠隔治療技術士)は、人のお役に立つためのブログを書かせて頂いております。人生の歩みの方向性を見失われた方、霊に悩まされておられる方等、様々なお悩みを解決し、アドバイスもさせて頂いております。

医学気功では、遠隔施術という施術があります
体調のお悪い方に直接触れなくても
その方のお写真や残像があれば、どんなに遠く離れていても、直接施術を受けた方と同じ効力を発します
この遠隔施術時は、ご危篤の方がお受けになられる場合は、大体の寿命も分かります
もちろん、人間だけではなく動物も遠隔施術は可能ですので、動物の寿命も大体は分かります

ある86歳のお独り暮らしのおばあさんが、年老いた猫と二人で暮らしておられました
おばあさんは私が先に死んでしまったらこの子(老猫)が可哀想だから、私は頑張って生きてるの
と、いつもおっしゃっていました
所が、約半年ほど前から年老いた猫の方の体調が悪くなり、ご飯も食べれなくなり様態が急激に悪化し始めました
急いでおばあさんから遠隔施術のご依頼があり直ぐに施術
老猫は、極度の貧血を起こしていまさした
幸い、遠隔の効果がありまたご飯を食べ初め、お水も飲んだとの事で一安心
この半年ほど一進一退でしたが老猫はもう食べ物も食べる力は無く、またよく倒れはじめました

老猫の寿命は既に過ぎていました
私は遠隔ではなく往診での気功を決めました
ご自宅へ行くことをおばあさんに告げ出発
おばあさんは、ご自宅前で私の姿を見るなり泣き出され、直ぐに老猫が寝ている部屋へ案内して下さりました
老猫の体は薄く紙切れの様に痩せ細り、目やにや排泄物で体の毛皮はガシガシになっていました
おばあさんは高齢で、猫のお世話が出来ないでおられました

私は老猫とお互いの前頭葉を使い、イメージで話をしてみました

頑張れる?そう問いましたら
老猫は、今僕が死んだらご主人様も悲しみで命を失う気がする
それは辛い事です
僕は赤ちゃんの時から大事に育ててもらった恩が、このご主人様にはある
だから、まだ自分の命を失す事が出来ない
そう言って大きな目で私を見つめました
歩けないくらいに痩せ細った手足
骨と皮だけの体
それでもご主人様の笑顔に答えようとする老猫
私はとにかくこの老猫の体を綺麗に拭き、爪を切りました
ご主人様を悲しませたくない
その老猫の強い想いに答えたい
そんな思いが湧きます



僕は、まだ死ねない
彼はそう私に訴える

私に出来る事
それはペット用の施術道具を使い、
東洋医学で学んだ強い気を老猫の心臓に入れる
消化器系の内臓を動かし、食欲を促す
施術が終わり、体のクリーニングが終わり、老猫の気持ちに答えていたら、老猫は私の顔を見てスッと立ち上がり歩きました

一人で猫のお世話をして心細くされていたおばあさんを抱きしめ、
私がいつも側にいます
猫は死なない
大丈夫よ
笑顔を猫ちゃんに見せてあげてね
そうしたら、猫ちゃんも安心するから と伝えました

このおばあさんには、93歳のお姉さんがおられます
お姉さんは、朝晩老猫に柔らかご飯を与える妹さんを毎日手伝いに来て下さるそうです
小さなペットですが、大切な命です
私はこの命を大切に守ってあげたいという気持ちで一杯でした

おばあさんのご自宅からの帰りがけ、何故か涙が止まらなくて私は泣いてしまいました

そしてそのまま次のお客様の所へ往診に
そこでは、上半身に激痛が走るおじいさんがおばあさんと待っておられました
おばあさんは、おじいさんの介護で
胸がしんどいと話しておられました

施術後はおじいさんは体が楽になりましたと言ってお休みになられました
おばあさんは、本当に安心されたのか泣き出されてしまいました
ですので暫くお話をし、ご自宅を後にしましたが、私の両親も老々介護で父が疲労で亡くなっています
今の日本は、ご近所付き合いも減りつつありますね
ご老人の方々が、淋しい思いをされながらの暮らしでは無く
ご近所での繋がりがしっかりある
安心した生活が送れる事を私は願いたいです