そして、その子供はその母親と会話を多く持ちながら成長します
母親が毎日子供にかける言葉は
成長過程の子供に取りましたら、大変責任のある言葉なのです
昔は、お給料日はその家庭のお父さんが現金の入った給料袋を子供達の目の前でお母さんに渡し、お母さんは頭を下げながらご苦労様です、ありがとうございますと言いながら両手で受け取ったものです
その姿を子供が見て、父親は偉大なんだと認識していました
所が、今は殆んどの企業がお給料を銀行振込みにした為、子供が持つ「お父さんが働いてお母さんがそのお給料を遣り繰りする」という認識は薄れつつあるのです
私は以前、少し違和感を持った母親の自慢気な話に釘を刺した事がありました
暑い夏の日、その母親の自宅のリビングのエアコンが壊れ、新しく買い直す話が出ました
その自宅の子供はどうしても自分の部屋に新しいエアコンを付けて欲しいとごねたそうです
母親はお父さんの部屋にも付けるから、子供に諦める様に伝えましたら
その子供は父親に向かって
「お前の稼ぎがわるいからや!」
と罵ったそうです
私は、直ぐにその母親に聞き返しました
本当にお父さんの事を「お前」と言ったの?
それが本当なら直ぐに謝らさせなさい
父親に向かってお前という言葉を使うのは父親をなめてるし、それ以前にあなたが普段お子さんとの会話で
父親を尊敬ではなくお給料が少ないとかバカにした会話をしているから
子供は自分が欲しい物が手に入らないのは父親の責任だと思い込んでるのよ
そんな教育をあなたはしてる
私なら、あなたのお父さんは家族の為に一生懸命働いてくれてるのよ
いつか恩返しをしましょうね
そう言って育てます
でも、あなたは違う
あれもこれも欲しいけど、買えないのはお父さんの給料が少ないからよ
そんな言葉ばかり子供に話して育てると、子供はやがて父親に対して憎しみの感情を持ちながら成長します
それを阻止させる為に、とにかく父親に対して、子供に謝らさせなさい
そう言いました
するとその母親は、え~それはちょっと~
と母親自身も夫をバカにしている為、私の言葉は理解出来ないみたいでした
私は一ヶ月後2ヶ月後にこの母親に同じ事を聞きました
子供はお父さんに謝った?
きちんと謝罪させた?
すると母親は、え~まだでーす
との回答でした
この子供は、家族の優先順位を父親ではなく自分が一番だと考えていましたいます
ですから父親をバカにし、母親のいう事を聞かない
そうさせたのは、毎日この子供と接して、負のアドバイスを振りかけていた母親に原因があると私は感じました
私が夫なら、自分に従わず影で子供と悪口を言う妻、大切に慈しみ育てて来たのに自分を罵る子供
こんな妻子なんて不要だし、養育費だけ支払いさっさと別れます
私はこの母親に言いました
もしあなたのご主人様が自殺をしたらどうするの?
本当に可哀想やわ と伝えました
母親が出す言葉は
子供の性格形成に凄く影響があります
夫に対するストレスを、子供に不満の気持ちを練り込んだ言葉で育てていきますと、必ず自分に因果応報が巡るのです