
梅雨が終る頃、私は毎年実家で靴磨きをします
まだ他にも白い皮靴や茶色の物等沢山あります
これらは生前お洒落だった父の靴達です
革製品は梅雨時期に黴がか発生さしますね
そのお掃除も兼ねて今は磨いています
この他にも、珍しいネクタイや皮やカシミアのコート類
全てクリーニングに出し、毎月風に当てています
父はもう居ないのに、皆様は不思議に思われるでしょうね
私の兄や息子にあげると言っても、要らないし着ない、使わないと言います
そうでしょうね、サイズも合わないし
処分をしたら?とも言われますが
まだ出来ないでいます
何故なら、全ての品物を父は本当に大切にしていたからです
ですから、私もこれらをいつも最高の状態で保管し、自分自身を納得させているのかも知れません
私の両親は、本当にお買い物が好きでした
特に母親は負けず嫌いで、人より大きな宝石を持たないと気が済まず
それらを手に入れるのに、父は大変苦労していました
衣類や家具
実家へ帰る度に新しい物が増えていて、この家は大丈夫かな?と不安になる時もありましたね
…
私は父が亡くなった後、それらの処分や整理に本当に苦労を致しました
子供達も手伝ってくれかなり減りましたが、一つ一つの品に情が移り、最後に残った物が手放せません
でも、ふと思うのです
私が居なくなった後、我が子も今の私の様に、私が愛した衣類等を残していましたら、捨てられなくて困るのではないか…
いえいえ、子供達はドライなので案外パサッと処分してくれるかな?
つまり私はドライではないので
ずっと過去という輪の中で心を休めているかも
でも、それがその人の癒しの方法ならそれはそれで良いかも知れませんね
(^-^)
また来年、梅雨明けに私は父の靴磨きをします
それが楽しみでもあります
(⌒‐⌒)でも、きっと父は
さっさと捨てなさい
そう言ってるかも知れません