
先日、一枚の葉書が私の自宅に届きました
差出人は、私達親子が25年前に京都から神戸に引っ越しました時、最初に住んだ自宅のお隣の方からでした
お互い、同じくらいに引っ越して来て直ぐに仲良しになり、家族ぐるみのお付き合いをさせて頂いていた方でした
唯も英も奈々もパパリンママリンと呼び、本当に仲良くして頂いていました
葉書はママリンからでした
一人になって転居したと書かれてありました
私は胸騒ぎがして、直ぐにお電話
お正月も楽しいお年賀の交換をしたばかりでした
九 …ママリン、どうしたの?
マ パパリンが死んじゃったの
九 (@_@)
マ 私が仕事から帰って来たら自宅で…
…
お二人は大変仲良しですが、籍は入れず同居人とされていました
ママリン、大変だったでしょう
そう問いましたら、やはり…
直ぐに救急車を呼びましたが手遅れで警察が来たの
私と籍が入っていないと知ったら
警察の方が、亡くなった方の通帳と保険証を直ぐに提出して下さいといい、持って行きました
それから、身内縁が薄い方でしたので、実の子もお葬式やお骨引き取りは全て拒否
ママリンは他人ですのでお骨の引き取りはダメ
全てが籍が入っていないという事でダメだったそうです
何十年も暮らしていても、パパリンの財産は、ママリンは一円も受けとる事は出来ませんでした
沢山の家財、パパリンの沢山の荷物
、二人で買った2つの食器棚…
パパリンの身内は受け取り拒否ですので全て廃棄となりました
もちろん廃棄にかかったお金も全額ママリンが支払いました
二人でお住みだった自宅の家賃が高額ですので、ママリンは直ぐに新しく住む所を探され引っ越しました
そこは、私が通っている神戸の医療機関の近くですので、今度訪ねてようと思います
夫婦であれば何でもない手続きが
籍が入っていないと、何でも無くなります
一番に警察が口にしましたのが
通帳と保険証
これは、同居人が亡くなった瞬間に
自分は触れる権利が無くなるからなのです
これからは、この籍を入れない同居人という借りのご夫婦も増えて来ると思います
そんな時、もしもの事態が目の前に来ても、淡々と事が運べます様に
まず、お互いの財産の行方を話し合っておかなければいけません
それから、もし自分の身に何かおきました時も直ぐに連絡が着く自分の身内を同居人に把握してもらっておかなければいけません
引っ越しや家財の処分代、お葬式代は、パパリンの貯金は使えないので、ママリンが全額出しましたが
誰からもお金を貰う事はありませんでした
この、もしもの時に使うお金もどちらかが直ぐに使える様に準備をしておかなければいけません
以前、私の実家のお向かいのご主人様が急死されました時も、奥様とご主人様お二人は同居人でしたので、ご主人様のお金は使えなくて奥様がお葬式代や火葬代、引っ越し代金も全て出され、ご主人の財産は私はどうなったか分からないと話されていました
私達にはそんな事は無い
そう思わずに、何が来ても慌てる事の無い様に色々な方向から物事を観て、それに対応出来る準備だけはしておきたいですね