
人は、いつも物事を比べながら過ごしています
その物事とは、「良い」と「悪い」です
言い換えれば「損」か「得」かです
朝、通学や出勤の為に身支度をして自宅を出ます
既にその時点で良い悪いの選択が始まるのです
今走れば、先にある横断歩道の信号が青だから渡れる
そう思い、横断歩道を目指して走る
後少しの所で信号が赤に変わってしまった
こんな事なら走らなければよかった…
卵の安売りのバーゲン
安かったので2パック買い、沢山の荷物を持ち
スーパーを出た所で荷物を落とし、卵が半分割れてしまった
結局卵は定価以上の値段で買った事になった
朝早くから並んだのに 腹が立つ…
くじ引きをした
一等を狙ったのに、ハズレだった
くじ引き代、損した…
これらは、全て自分の中で物事に対して良い悪いの線引きをし、良い方を得ようとした結果、取れなかった為に湧いた負の感情ですね
良い悪いの線引きをし、良い方を得ようとするその執着心が正の流れを塞き止め、負の流れを得る様になるのです
これは人間だけか持っ感情です
この感情は、本能を抑えます
生き物は命の危険を本能的に感じ取る事が出来ます
地震が発生する数分前に、野山に住む動物達が避難したりしますね
所が、人間は目の前に火事が迫っていても乗っている船が沈みかけていても、貴金属が目の前に沢山落ちていましたら、足を止め拾ってしまう場合があるのです
実際に、この感情(欲)で命を落とされた方もおられます
では、良い悪いの線引きを抜けばどうでしょうか?
物事は一つとなり、比べる必要が無くなりますね
朝、自宅を出る
目の前の横断歩道は青信号
走ると間に合うが、次の青でも渡れるから
慌てず行こう
卵のバーゲン
沢山買っても結局使いきれず捨ててしまう
必要な時に必要な分を買おう
くじ引き
自分が引いたくじが今年の運勢
結果は神のみぞ知る
どんな結果が出ても、感謝して受け入れる
いかがですか?
これが良い悪いの線引きを抜いた流れとなります
何となく、楽でしょう?
私は線引きを抜いた生き方をしています
物事の流れに逆らわず、目の前の物事を受け入れます
ですのでいつも最終的には、自分に合った物を得ている様な気が致します
つまり、欲という感情が無い日常を送りますと、いつの間にか欲を深く持つ人間が周りから消滅し、同じ様な考え方の人達が周りに集まって来るのです
実はこの空間こそが、本当に居心地の良い空間といえるのではないかと私は思います
良い物、良い方に執着しない
安いに執着せず、自分に合った物を撰んでみようと思う心を持つ
そうするだけで、生きていくという事を自然に受け入れられ、無理な生き方をしなくてもよくなります
どうぞご参考までに
(⌒‐⌒)