薄情な娘 | kumikoのブログ

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吉田九美子(四柱推命鑑定士・医学気功師・除霊師九氣.遠隔治療技術士)は、人のお役に立つためのブログを書かせて頂いております。人生の歩みの方向性を見失われた方、霊に悩まされておられる方等、様々なお悩みを解決し、アドバイスもさせて頂いております。

これは実話です
私は十年前までは、関西で働いていました
その関西の職場は同僚も沢山おり、和気藹々とした雰囲気の楽しい会社でした
その中で、一人浮いた社員がいました
いつも単独でおり、素行も良いとは言えず、上司からもあまりよく思われていませんでした
結婚も何度か失敗しており、離婚の度に
実家のアパートに帰って来ていました
所がこの社員は、実母への情は薄く不仲ではありませんが、お互いは思いやりの薄い母娘でした

ある日…
この社員のお母さんが自宅で急にお腹が痛いと言い出しました
その社員は、母親を見ることも無く普通に別の部屋に居たそうです
何度も何度も母親は、お腹が痛い、苦しいと言いましたが、社員はまたいつもの嘘だと思っていたそうです
長い間苦しがっていた母親が、急に静かになったので見に行くと
母親の唇は紫色になり、脂汗が出ていてお腹が腫れていたそうです
取り合えず救急車を呼び一緒に病院へ
先生からのお母さんへの診断は、
副大動脈瘤破裂 しかも手遅れで脳死の状態との事でした
先生は娘である社員に聞きました
延命し、少しお別れの時間を持たれますか(に近い内容の言葉だったと思います)?
娘である社員は、延命しません
脳死ですよね 延命しても生き返らないならいいです とはっきり先生に伝えたとの事でした
後で私は本人から事実を聞き、本当に驚いてしまいました
それ以前に、母子家庭で苦労をして育ててくれた母親に対して、何て薄情な…
そればかりが思われました

苦労をして我が子を育てても、皆が情を持つ人には育たないのですね

本当なら、急いで側に行くのに…
この母親も娘に対して情が薄かったのかも知れません
でも、九美子家ではありえない出来事です
犬や猫でさえ親子の情は深いものです
当時、後悔はしなかったのか?
何故か聞いてみたい気持ちが湧きます
でも、答えは分かる様な気が致します
彼女は、後悔とは何かを知らないかも知れない
この世にこんなに薄情な気持ちを持ってる人がいたなんて…

ふと思い出したお話でした