現代の日本では、クーラーや冷蔵庫があり暑さを凌ぐ事は出来ますね
でも、ほんの半世紀前までは殆どの自宅にはクーラー等は無く、扇風機と氷で夏を過ごしていました
当時は今の様に猛暑という言葉はあまり見かけませんでした
夏は夕方になると、サーっと夕立が降り
爽やかな風が吹いたものです
玄関先の植木にお水をあげて、打ち水をする
確かに暑かったですが、爽やかな暑さだった記憶があります
私の父は、夏は兄や私によく冷えた麦茶にお塩を入れて飲ませてくれました
私が、美味しくないから嫌だと言いますと、子供は夏は汗をたくさんかくだろ?
出た分の塩分は体に戻さなければいけないんだよ
お茶漬けを頂く時も、必ずお醤油をお漬け物にかけて食べなさい
と話してくれ、夏は必ず塩分をとらせてくれていた事を思い出します
そして、夏はご飯が直ぐに腐ってしまうから
ご飯が炊けた時に梅干しを混ぜると腐りにくい
スイカにも塩をかけなさい
塩だけでは食べにくいから
そうして塩分を体に取り入れるんだよ
夏はトマトにもキュウリにも塩をかけて
食べるといい
…
今思いますと、父は子供の私に色々な事を教えてくれていました
今では減塩といわれ、塩分は控え目な日常が普通となりましたが、果たして本当にそれでいいのか、私は少し考えます
今は、昔よりも確かに汗をかく場は減りました
クーラーが普及され、屋内の合間の外を歩く時に汗をかく
今はそんな感じも多いです
でも、夏は知らない間に塩分が体外から流出しますので、工夫をして塩をお召し上がり下さいね
塩分が不足しますとめまいや頭痛を起こします
それは、体内の水分調整がうまくいかず
血流が遅くなり脳への酸素供給が減るからです
もちろん、体液も胃液も減りますから
食欲も落ちる等、体にもよくありません
今は猛暑
我が命を守る為にも、自分自身を過信せず、現代の生活環境に合った方法で…
といっても、やはり昔ながらの塩分摂取の方法が良いかな…
と、私は思いますね…