最近は、小さなお子様をお持ちのお母様からの離婚のご相談が増えて来ています
えっ?このくらいの事で離婚を考えるの?
と思える様なご相談もありました
半世紀ほど前は、日本では離婚は殆ど有りませんでした
それは、妻は家を守り夫の収入で子育てをしていたからです
まだまだ男尊女卑の時代
妻は夫に従い、耐え抜いた時代でもありました
所が、今はどうでしょう
女性も仕事を持つ時代
つまり女性も収入を得る時代となりました
夫の収入に頼らなくても女性は生きていける時代となりました
ですから、パートナーとの感性や性格が合わないだけで、女性は簡単に夫と別れる道を選べる時代となりました
…
離婚のご相談がありますと、よほどの場合でない限り私が開口一番口に出す言葉は
ダメです
です
夫婦生活をしていて、それが上手くいっていない時は、離婚に凄く憧れるものです
この人さえ居なければ、子供と幸せに暮らせれる
小さな部屋でもいい、もう疲れた等の簡単な考えで離婚を実行してしまうと大変な事になります
慰謝料や養育費も自分の希望通りには受けとれず、結局これからの生活への不安と一人で行う子育ての重圧がのし掛かるのです
そして、待っていたかの様な貧困生活
片親という世間の冷たい目と仕打ち
あなたが憧れていたのはこれですか?
一時的な感情で、自宅を飛び出しますと
しんどいのは自分です
離婚を考えるなら、最低でも500万円くらいの現金と今、住んでいる部屋数より、ひと部屋少ないくらいの部屋は確保していなければいけません
とにかく別れられればいいという浅はかな考えだけで離婚を実行すれば、その先は苦悩が待ち構えている場合が多いです
私ですか?
私は小学生、中学生、高校生の三人を連れて
虐待魔の夫から逃げました
暴力を受ける理不尽な結婚生活
そこに夫婦の愛なんてひと欠片も有りませんでした
私の連れ子を、毎日毎日精神的に追い詰める
苦しい暴力と罵倒を浴びせ、真夏は一切エアコンをつけず、蒸し風呂で就寝させる
自分と血縁がない私の連れ子を、ここまで苦しめるか?というくらい元夫は虐待を繰り返されました
私の息子のお腹は、虐待魔のサンドバッグでした
私と子供達は死と紙一重の限界まで我慢し
これから先、どんな苦しみが来ても今よりまし
そう腹をくくり、命がけで夜逃げをしています
ですから、私や子供達はその後の苦しい生活も乗り越えれているのです
親も、親戚も、知り合いも誰も助けてくれません
父からは自分が選んだ道 人を頼るなと一切の援助も有りませんでした
母親からは、実家に食べ物を盗みに入って来んといてやと電話がかかってきたりと
私の場合は、離婚後の生活は特に厳しいものでした
自分が離婚出来ても、子供が納得していない場合があります
離婚に関しましては、我が子がどんなに小さくとも会話をし、子供に決定権を持たせても良いでしょう
離婚は憧れです
でも、一枚めくればその裏には
不安、貧困、限界、が待っています
でも、それを覚悟し腹をくくっているなら
自由、幸せ、安心を受けとる事が出来ます
どうかそれを忘れず、これからを生きて下さい