神戸での私用や尼崎でのお仕事を終え
ずっと連絡が取れない神戸在住で、今では父のようにお慕いしている阿部さんのご自宅へ向かう事に致しました
阿部さんは、私が神戸で生命保険会社に勤めていました時のお客様で、親しくさせて頂き、家族ぐるみのお付き合いをさせて頂いていました
昨年、突然自宅で倒れられ心肺停止に
でも、復活され無事お正月を迎えられ
いつも、姫(阿部さんは私を姫と呼んで下さっていました)も無理をしたらあかん
体を大事にな
奈々ちゃんや唯ちゃんや英くんは元気か?とまるで本当の孫を心配する様に
何時も私に話しかけて下さっていました
本日は、心臓がお悪い阿部さんに、お粥としじみ汁を持って最終の用事を終え、甲南山手駅からタクシーで住吉の阿部さんのご自宅へ急ぎました
お電話をしても、電源が切れたまま
だんだん胸が痛くなって来ました
そしてご自宅前に到着
携帯ではなく、阿部さんのご自宅にお電話を致しました
すると、もしもし…と息子さんのお元気な声
私です、くみ子です
お父様にお電話しても、繋がらないの
今、ご自宅前にいます
そう一気に話しました
息子さんに直ぐにドアを開けて頂き、家の中へ
親父はここです
そう言って案内されたのは、阿部さんが笑っておられる遺影の前でした
拭っても拭っても涙が止まらなくて
どうして?としか話しかけれませんでした
春に神戸に来たら三ノ宮でランチをするお約束をしていました
阿部さんは、二月に具合が悪くなり、入院となりましたが、亡くなる数時間前まで看護婦さんと楽しくお話をされていて
誰もしらないうちに静かに息をひきとられたとの事でした
奥様は、夫は苦しまずに逝きました
吉田さんが来てくれて、きっと喜んでるわ
何時も本当にありがとうね
そう言って下さり、また涙が溢れてしまいました
…父が亡くなった時を思い出してしまいました
阿部さんは85才でした
どうか安らかに
ご冥福をお祈り致します