辛いお悩みを打ち明けて下さったお客様がおられました
その方は、自分の大切な人は誰か考えたとおっしゃりました
一番に思い浮かんだのは、ご自分の配偶者だったそうです
では、一番憎い人は誰か?
それもやはりご自分の配偶者だったそうです
この方の配偶者は、我が儘であり
直ぐに感情を出すので家の中はいつもピリピリし、我が家であるのに毎日気を使い心休まる場が無いとおっしゃりました
大切であり、憎い存在が自分の一番近い
所にいる
これは本当にしんどい事かも知れませんね
でも、この方のご相談を聞きながら、
私は自分と重ねていたのです
私は、夫が大切な我が子に毎日苦しい虐待を与えており、早くこの夫婦生活を解消し、子供達を暴力の無い空間へ運んであげたいと思っていました
夫には既に愛する人も存在し、私達が居なくなっても、夫の世話をする人が居るので、ある意味安心して家を出ました
でも、この方は配偶者と別れる事は考えておられません
何故なら、別れてしまうとこの方の配偶者は一人では生活が出来ないからです
私の父もそうでした
どうしてあんな我が儘で自己中な母と別れないの?
何度も何度も私は父に問いました
父は、その時はいつも少し遠くを見ながら
別れたらお母さんが可哀想だろ?
と必ずそう言います
お父さんの方が可愛そう
そう伝えましたら、お父さんはこれでいい
病気で寝込まれるよりましだからね
そう言っていつも私にウインクをしてくれました
…
夫婦には夫婦にしか分からない事がある
だからお前は口出しするな
私があまりしつこく言いますと
父はいつもこの言葉を口にしました
夫婦だからね
でも、私には出来ませんでした
それは私達夫婦には、暴力と裏切り、そして嘘があったからです
壮年期になっても、性格が我が儘な状態の方は、よほど大きなきっかけが無い限りほぼ治る事はありません
それは、自分が我が儘だと気づいて無いからです
父は全てを悟り、母に対してはもう何も望まなかったのです
何も望まない
これが、我が儘人間と一緒に暮らす一番の術かも知れませんね…