朝から元気がなかった奈々が心配でしたので、会社まで車で送る事にしました
私の仕事が終わり、その足で奈々を会社まで迎えに行き、待っていますと顔色が真っ青になった奈々が車に乗って来ました
奈々、あなたは今から熱が出ると思う
そう伝え、とにかく急いで自宅へ帰りました
自宅に着きました頃には奈々は発熱
その後体温は一気に40℃まで上がり、身体中が痛みだしかなり辛そうでした
水分を与え、全身を診ますと、状態は良くなく医学気功を開始致しました
既に症状を発症している為、気功は効きにくく更に熱は上がりました
でも、風邪じゃない…
首の後にタオルで巻いた保冷剤を当て
水分を与え様子を見る
それを一晩続けました
朝、とにかく病院へ
診察を終えた先生も、風邪じゃないのに熱が出るのがおかしいとおっしゃります
先生、インフルエンザではありませんか?取りあえず検査をして下さい
そう伝えましたら
そうだ、インフルエンザか…
先生はインフルエンザを疑う事はされませんでしたが、私は高熱に疑問を持ちましたので、あらゆる病気の可能性を考えました
検査結果はインフルエンザではなかった為、風邪薬が処方されました
解熱剤も追加で入れて頂きました
奈々の肝臓や血液も怪しい
そんな事を考えながら帰宅致しました
食欲の無い奈々にお粥や里芋を柔らかく炊き食べさせ、とにかく汗を出す。そして着替え、また汗を出す
お薬、首を冷やす、少し気功、水分を与える
これを繰り返しました
奈々は何度もお母さん、ごめんなさいと同じ言葉を繰り返しましたが
看病は親だから当たり前、
大丈夫だからしっかりしなさい
そう言って側に付いていました
私は病気になっても、母親に看病をしてもらった記憶がありません
高熱を出して学校から帰ってきましても、母親は私に芝居するな!
と怒鳴り、もう一回学校行け!と、めまいする中やっと自転車で帰って来たのに、もう一度学校へ行かされた事を思い出します
本当なら、そんな事は、子供が可哀想で言えませんね…
…
お薬を飲み、首を冷し
先程やっと奈々の熱が微熱まで下がりました
我が子が、病気になる
親は当然看病をする
私はどうして看病をして貰えなかったのかな…
今更に、そんなつまらない事がふと頭をよぎりました
お母さん、奈々お腹空いた~
はいはい、ご飯にしましょうね
この、何気ない会話が子供には大切な思い出となるのですね…