そこで 父の大好きなカニや温泉を堪能させてあげるのが私の喜びでもありました
父はこの料理旅館の女将さんの大ファンで 一生懸命働かれるお姿を見ては いつも誉めておりました
また食事の後に女将さんが私達家族に特別にサービスで入れて下さるコーヒーを父は大好きで
「九美子 今回もコーヒーを入れて下さったねと」 帰りの車の中で 父は本当に嬉しそうに話していました
そんな父が亡くなってしまった時 私は女将さんに父の事を電話でお伝えしましたら とても悲しんで下さり 私も苦しくて胸が張り裂けそうになった事を思い出します
そんな素敵な女将さんが 先日私の京都の実家にお越し下さったのです
私は女将さんを応接間へお通ししました
応接間にはニコニコ顔の父の遺影が飾ってあります
女将さんの姿を見た父の遺影の顔は本当にびっくりして腰が抜けそうな表情に見えた気が致しました
女将さんは 父に向かって手を合わせて下さりましたが 父の顔は超ニコニコ顔
女将さん
父へのプレゼントにお写真を一枚撮らせて頂いても良いですか?
そうお伺いしますと
いいですよ
そう言って素敵なツーショット を撮らせて下さりました
私はこのお写真を額に入れ 父にプレゼントしようと思います
きっと父は天にも昇るうれし…
(*^o^*)あっ 失礼致しました
父はもう天国にいますね
じゃあ 天国からきっと観てくれているだろうな…
この日はそんな胸膨らむ温かさを感じた日でもありました
お昼ご飯は 私が大好きな狸うどんと木の葉丼を近くのおうどん屋さんに注文

女将さんは狸うどんは初めて見ましたとおっしゃりました
(*^o^*)えっ?
狸うどんをご存じないですか?
とろみのお出汁のあんの下にきつねが隠れている
これが京都の狸うどんです
とお伝えし、京菓子や京都のお煎茶でおもてなしをさせて頂き 小さな京都を堪能して頂きました
私達は三時間ほどお話をし、またの再会を誓いお別れを致しました
楽しい時間でした
女将さん
父と一緒のお写真 本当にありがとうございました
父への素敵なプレゼントが出来ました
(^-^)