人間は、目が前に付いています
ですから体の前面については神経はそんなに敏感ではありません 何かが触れても それを見ることが出来るからです
見えるという事は
安心するという事です
背中はどうでしょうか 背中には背中を見る目がありません
その分 人間は背中に対してかなり敏感になっています
その背中に安心を与える行為が 背中をさるすという事です
敏感な背中を優しくさすると 副交感神経が刺激され
敏感な神経が緩和状態になります
朝目覚めた時に この行為を自分の信頼出来る人、身内、恋人にしてもらうと 全身が穏やかな気持ちに包まれます
朝 寝起きの悪いお子様やご主人様 奥様に そっと優しく背中をさすってあげて見て下さい
人間は無防備な動物です
夜寝るとき 大切な背中を守るため本能的に背中を下にして寝ます
毛皮がないため
防寒のため また不安を緩和するためにお布団をかぶります
何かに包まれて眠るというのは
夜 寝ている時、敵に襲われないよう 身を隠す為の本能が残っているからです
不眠症の方は
この本能のシステムが壊れている可能性が高いかも知れませんね
どうしても寝付けない方は 寝る前にどなたか 心許せる方に背中をさすってもらって下さい
そうして 自分が今 安心出来る場所に体を置いていることを 体自身に伝えてみて下さいね
ご夫婦でも
お互い 朝の目覚めと同時に どちらか先に起きられた方が 相手の方の背中をさすってあげる
お互い 安心を与え合う
この優しい気持ちが 体の機能を活性化させます
お一人の方は
ご自分でも出来ますので 一度お試し下さい
優しく自分の肩を撫でる
脇腹より やや後ろを撫でる 両手で腰を撫でる
手の届く範囲で 無理な体勢をとらず
お試し下さいね
人間の掌からは その人が気づかなくても 「気」 が放出されています
「気」は自然治癒力を増幅する力を持ち 使えば使うほど 湧いて来る無限の自己財産です
是非 一度お試し下さいね
(^ｰ^)