私は死ぬつもりで
台風の後の京都の鴨川の濁流の中に入ってしまった事がありました
暴力夫に追い詰められ さっさと死ねと言って殴られ 家を飛び出し…当時住んでいた マンションの横がすぐ鴨川でしたから
あの中へ入ったら 楽になれると 思いました
子供の顔や両親の顔が浮かんだけれど
ガラスで切れた手
傷だらけの体
取りあえず死のうと思いました
川の水は冷たく 目の前の渦に向かって必死で泳いでいくと
主人が追いかけて来て
待て! と 手を差し出しました
あの手を掴むと…
また地獄のような生活
でも 子供を置いて来た!
悩んでいる時 もう足はつかない深さまで来ていて 濁流に後少しで吸い込まれる時 主人に首を掴まれ
引き揚げられ 自宅のお風呂場に放り込まれました
死ねなかった自分と 助かった自分
私を追い込んだ主人と私を助けた主人
一瞬でも子供を捨てた私
濁流や洪水のニュースを見る度に
あの時の自分を思い出します
あの苦しい時を思い出します
昨日のブログ。私は 助けるより
濁流に死を求め 逃げようとしてしまった
今が良ければ 過去もいい思い出に変わる
そう言い続けて来ました
でも 私は自分が許せない
子供を置いて自分を消す行動に走った自分が許せない
ごめんなさい…
この事だけが 私から消えない…