そろそろ帰って来る頃ね… そう思って玄関のドアを見た時
ママー と言って目にいっぱい涙を浮かべて七歳の次女が飛び込んで来ました
奈々だけ誘われなかったの!
お誕生会 奈々だけ車に乗せてもらえなかったの!
と言ってしがみついて来ました
ついこの間まで 大きな家に住み 奈々のお誕生会にはたくさんのお友達やその母親 の笑顔 プレゼント 幸せに満ちていた暮らしがありました
奈々のお部屋に帰りたい!
ママ 帰りたい!
わんわん泣く奈々を抱きながら 私も帰りたい と 泣いてしまいました
夫の暴力さえなかったら 夫の裏切りさえなかったら と 別れた夫を憎みました
私は一人で 子供を三人育てていかないといけない現実
再婚同士 本当の幸せを見つけようねと約束した年上の夫の嘘
苦しい不安な生活
これが離婚の現実。夫から逃れ安心した暮らしを手に入れるのと引き換えに、氷のような人間達の中に放り投げられた感覚でした
奈々ちゃんは貧乏人になったから遊んではいけないという親同士が決めた「おふれ」
…あれから五年たちました
奈々は人の心の痛みのわかる 思いやりのある優しい子に
私は 離婚により 本当の自分の中の自分を知ることが出来
心の病気を克服した時と同様
同じ苦しみを持つ人の気持ちがわかる
今は色々な方々の優しさや温かい心に支えられ 私達親子は感謝するという気持ちをいつも心に持ち 生きています
優しい皆さん
本当にありがとうございます
私の子供達
素直に きれいな心のまま育ってくれました
私はご恩返しに これからも人のために尽くしていきたいと思います