アスペルガーの都市伝説 | となりびのブログ

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昔、
私はADHDですか?
と言ってカウンセリングに行きました。
あなたはADHDではなくどちらかと言えばアスペルガーに似ているけど、診断を出してもらうなら病院で診てもらって。言われました。
納得できなくて複数の機関に行くと、同じ様に言われました。

身内に高機能広汎性発達障害の人が居てその身内の主治医にちらっと聞くと
『私はあなたと何度も話しているから思うのだけど、あなたはADHDではないよ。でも恐らく広汎性発達障害ではあるよ』と、こだわりや過集中について色々説明を受けました。
もう少し詳しく調べないときちんと診断を出せないけど、生命保険に入れなくなる可能性あるから、先に保険に入ってきてと言われ、ビビってしまって無治療のままです。(他にも色々言われた)

身内も高機能広汎性発達障害って診断だけどほぼアスペルガーみたいなもんとお世話になった複数の機関で言われていて、その後も先生は私や身内の話をするとき何度もアスペルガーの人の話を例に出しました。
厳密には違っても近い特徴を持つという事なのかな?検査をしないと断定できないから広汎性発達障害なのかな?と疑問に思いました。
私は夫に言いました。
『私アスペルガーかも知れないけど断定はできないんだって。広汎性とか曖昧な名前つけられてよけいモヤモヤしてるよ』
夫は言いました。
『は?アスペルガー?お前そんな良いもんじゃないだろ?アスペって天才の事を言うんだろ?』
夫はテレビを見すぎて何か勘違いしてるみたいです…。
『え、でも身内はほぼアスペルガーって言われてて私はその子にそっくりだよ』と言うと
『え!あいつ天才なの?!』と。
だめだ、話が進まない。
天才じゃないアスペルガーもきっといるよ…

それから、何年か経って、私がカラオケ大会で優勝した事を先生に報告すると先生は
『あぁ、あなたやっぱりそうなのねえ。』と何度もうなずいて『あなたの様な人は芸術方面に長けている人が多いと言うけど、やっぱりねえ』と言われました…。
えええ…先生もそんな事言うの…?
才能あったらこんなに必死に頑張らなくても優勝してるよ。本当に10年越しで、何度も挫折して私には才能ないって落ち込んで悔しい思いをしていたのに、そんな事を知らない私の歌も聴いた事ない人に『発達障害だから歌えるのよ』と言われたみたいで、当時のモヤモヤ感は半端なかったです。

その後聞いた話では、
こだわりが強かったり過集中とかで好きな事を頑張りすぎるから伸びやすいとか、感覚過敏も関係あるとか。例えば身内の場合図形の能力だったり検査で出る場合もあるけど、(私がそうかどうかは置いといて)音楽の検査項目はないから全て数字に出る訳ではないとか、感じ方や受け取り方が他の人と違うのも、芸術面で伸びる要素になるとか?

でもそれもこれも、ちゃんとわかってる事ではなく、あくまでそういう人が多いと言われているだけ。全部想像でしかないと思います。
でも今は言われた事は受け入れています。

何で歌にこんなにも長い年月こだわってしまったのかなとちょっと後悔して、この時の話を思い出して切なくなりました。
何で私は歌と料理なのかな。
今の私は耳がだめで舌もだめで、
両方なくなったら生きづらさしか残らないじゃない。
今から他の生き方ができるのかな…