【レポ】世界中の誰よりアクアラインマラソン | 『風の強い日を選んで走ってきた』 Restart~再びバトンを繋ぐ為に

『風の強い日を選んで走ってきた』 Restart~再びバトンを繋ぐ為に

始動:2013年、東京マラソン初参加で4時間8分
概要:24時間、ブログネタのことだけを考えてます
目標:3時間10分以上 預けたままのバトンを受け取りに行くんだ
練習場所
(帰宅ラン、オレオ練、オレオ会、おかま練、織田女、オレ子)

流行には敏感だ。

 

 

食欲があまりなかったけど、

遅れをとることだけは許されないんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年の忘年会用として、

8.6秒バズーカーの準備も始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キレッキレッの動きを見せる日が、

今から楽しみだ。

 

 

*

 

 

さて、我が家のここ何か月かの、

ホットな話題がある。

 

 

『猫VS犬』

 

 

長らくマンション生活で、

一軒家を購入して1年半。

そろそろさすがに欲しい。

 

 

ちなみに、

自分=猫派(田舎に猫がいる)

妻=猫派(実家に猫がいる)

娘=犬派

 

 

そして、娘はおそらく猫アレルギー・・・。

 

 

他にも懸念材料はあるが、毎週のようにペットショップに行っているので、さすがにもう飼った気になってきた。

 

 

土曜日はいつものペットショップへ。

日曜は、違うペットショップへ。

 

 

ちなみに土曜は同じ店に2回行ったww

 

 

とりあえず、娘のアレルギー検査に行くことで、日曜の家族会議は終了。

 

 

さて、どうなるか。

 

 

*

 

 

さて、マイペースに前回のつづきです。


★①【レポ】アクアラインマラソンが好きだ。

 

★②大恋愛〜アクアラインはオールドファッション

 

★③全部アクアラインだった。

 

 

 

海ほたるのトイレの個室に入る。
すかさず、スパイダーの仮面を取る。


ひんやりとした世界観が辺りを支配する。
汗の搔き方が尋常じゃない。
僕の高揚感も最高潮だ。


ここからのシナリオはこうだ。


①ゼッケンを中に着ているちーばTに付け替える
 

②スパイダーマンの衣装は脱いで、背中のリュックへ
 

③頭には、前日ドンキーホーテで購入したミニオンを装着。スパイダーマンからミニオンへのバトン渡し。
 

④そしてアクアラインの風へ


うん、完璧だ。
 

 

そうなのだ、元々この為に、リュックを選んで走ってきたのだ。変身する気満々。今風に言うと、高校デビューなのだ。


あまりの暑さに、本当はもっと早めに変身しようといたけど、ここまであまりの楽しさにタイミングを逸していたけど、さよならの時だ。


仮面を取っただけで、だいぶ生き返る。
ただ、大仕事、ゼッケンの付け替えがある。


早速、トライする。


予想していたとはいえ、上手くいかない。


もう一度、トライする。


想像以上、お値段以上に難しい。


個室に入って、早くも5分が経過している。
少しだけ焦ってくる。


今まで言ってなかったけど、僕は平常心を失うと、冷静さと残酷さを取り戻す為、『あたりまえ体操』を踊って、今日まで色々と乗り越えてきた。


個室で若干の狭さは気になったが、
いつもどおり、踊ってみる。






 

 

 

 

 

 

 

 

うんうん、何だか落ち着いてきた。
いつもの僕だ。

全部、抱きしめても僕だ。


そしてふと気が付く。


手袋、取ったほうがいいんじゃね?

むしろ衣装を全部脱いだらいいんじゃね?

そしてゼッケン取った方が早いんじゃね?


なんというあたりまえ体操!!

SHITっ!!

 

 

いやだなぁ。
なんだかトガーさんみたいじゃないか。
当たり前のことを、ちょっとキザに言うところ。


そんなことを思ったりして、何でもっと早くそうしないの?バカなの?渋谷にハロウィーンしにいくの?となるも、自分で気づいた快挙達成に、早速、行動にとりかかる。


着ていた衣装を脱ぐ!
 

 

手袋もとる!


 

 

うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!
 

 

す、す、す、す、涼しいっ!!!!!!!!!
 

 

ぬおおおおおおおおおおおおおおおお\\\\\\

―!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

と、感動に一人、個室で震える。


ここまですでに7分ほど経過。


しかし焦る理由もないので、そこからゼッケンの付け替えに入る。少しやりづらくて、時間が掛かったが、なんとか成功。


フフフフと一人、個室で微笑む。


よし、最後の仕上げだ!ミニオンを装着しようとするも、まさかのリュックの中に見当たらない。


僕のリュックには後述するけど、他にも色んな小道具が入ってて、
生粋のB型の僕は整理整頓を欠かさなかったけど、やっぱり見当たらない。


すると、ここで事件発生。


外の様子が何だか、騒がしい。


ちょっと耳を澄ましてみる。


聞こえてきた会話は、確かこんな感じだ。


『さっきちょっとヨロヨロしてた仮装した方、出てこないですね?』
 

 

『あの、スパイダーマンの方ですよね!?大丈夫ですかね・・・』


トランシーバーの音。

ザワザワする外の声。


そうなのだ。
 

 

海ほたるのトイレは入口出口が一緒で、一箇所しかない為、異変があれば、すぐにわかったりするのだ。


そして、


『もう10分以上経ちますね・・・。ちょっと見てきますね』




・・・・・・・・・・・・。

 

 



オレオの心の声
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ぎゃあーーー!!!!!!!!!!!!!!!』



 

 

 

呑気に、あたりまえ体操を踊っている場合じゃなかった><。さすがに2番まではやりすぎたな。。。

 

 

すでに個室に入って、10分以上、時間が経過していたのだ。ミニオンを諦め、衣装を乱雑にリュックにしまい、慌てて個室の外に出る。


スパイダーマンオレオでもない。
ミニオンオレオでもない。
ただの後藤だけど、もはや仕方ない。


『はーい!!さっきのスパイダーマンです!!ご心配かけてすいませんでした><』


と、行って、トイレを後にする。


外に出る。

 

 

アクアラインの風を感じる。

ありえない程の清々しさ。

世界中の誰より優しい気持ちになる。

 

 

思わず、全身で喜びを表す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後藤は、再び走り始めた。

先ほどとは違った意味で、気持ちよい。

 

 

あまりにも気持ちいいので、空を眺め、飛行機ポーズで解放感に浸って走っていると、まぁみぃさんと出会う。

 

 

アクアラインで初めましてだったが、同じ歳なので、既にナレナレしく、『スパイダー終わっちゃったんだからねっ!バカッ♪』みたいな感じで、お尻をナデナデしながら、エールを送る。

 

 

そんなことをしていると、あっという間にアクアライン区間が終了、料金所が見えてくる。

 

 

流行にとにかく、敏感な僕。

しっかりアクアラインに別れをつげる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いよいよだ。

僕にとってのアクアラインは、ここからが本番だ。

 

 

料金所を過ぎて、立ち止まり、

再びリュックを開けた。

 

 

 

 

 

つづく。

(たぶん最終回〜そしてつくばのこと)