古い設計? | あっと・はんどのふりーはんど

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神戸市にある注文住宅・リフォーム会社、㈱あっと・はんどのスタッフによる徒然ブログです。

仕事の実例紹介やイベントの案内から、各スタッフのゆるゆるなプライベートまで暴露してゆく予定です。

設計思想が古いか??新しいか??

これは意外なところで判断できます。

その答えは内部の建具の数です。

建具の数がやたらと多い家は古い設計思想であると言えます。

理由は簡単で、断熱があまりよろしくないので細かく区切る事になる。

建具の数が恐ろしく少ない場合は断熱性能が高いと言えます。

よって細かく区切る必要はない。建具は不要であるとなる。

プライベート分部を仕切ると他は視線を遮るように設計して

建具自体を無くして行きます。

すると玄関に入ったら

ドア一枚も空けずに自分の部屋のドアの前まで行ける家になる。

古い設計ではそうは行きません。

玄関ホールとローカにあるドアを開けて、

ローカとリビングのドアを開けてそれから

階段のあるローカのドアを開けてと言う感じで3回はドアを通る。

局所冷暖房になるとそうなります。

「いや、うちは断熱性能は高いぞ!!」

という反論が出る場合があります。

断熱性能は高いけど建具の多い家ですね!!

このような事が何故に起こるのか??

それも簡単な事。

「設計者が高断熱の家を体感した事が無いから!!」

です。住んだ事の無い世界だから想像できません。

よって自分の住んでいる世界で、断熱性能だけを上げてしまうと言う事になる。

だから設計は低断熱仕様のままになっていると言う事です。

設計思想が古いと言えるのはそういった事が原因になってしまっているからです。

高断熱前提の設計ではないと言う事です。

「ザクとは違うのだよ。ザクとは!!」

っていう事になるのですが、

思想がザクで戦うのと同じ事だと言えます(笑)

プランが出てきたときに建具を数えてみたら分かります。