「風の通りを考えて窓を設置しています」
なんて事は神戸では考えにくい事。
もしそんな事があるとすれば、それは断熱性能の低い家での出来事です。
断熱性能が高い家では考えられません。
理由は簡単です。
断熱性能を上げていくとどうしても
窓の性能が追い付いてきません。
そこで窓の面積を小さくする設計になって行きます。
当然ですが窓が小さいので風も通りにくくなる。
よって高断熱の家は風を通す設計にはなり難いという事です。
低断熱である場合は窓の断熱性能もそこそこで、
窓面積も大きくできる。
よって窓から風を通す事で涼しさを得る事が出来る。
どっちが良いのかという事でしょう。
PM2.5の問題や、花粉によるアレルギーの問題
そうなれば窓は必然的に締め切りです。
逆に高断熱にしないと過ごしにくいって事になる。
神戸は風通しは考えない方が良いのではないか??って事です。
多くの家はそんな事も考えないで設計されているもが多いような気がします。
そんな家の窓は引違だらけです。なぜそうなのか??
「窓は引違を昔から付けていたから」
って答えが聞こえてきそうです。
風の通りを考えたら色々な窓を設置して風を拾う事を考えるのが
本当でしょうがなぜか同じ形状の窓だらけです。
家をどう考えているのかがしっかり固まっていないのでそこにも
答えが見えていないのかもしれません。
「風を通して過ごしやすい家を」
は理想でしょう。
でも環境的にもそれは厳しいい。
今の家は窓を開けない事が前提になっている。
我が家もほとんど開けません。
空けたら悪い空気が入ってきます。
「エアコンの風が嫌い」
とかいう人には不向きかもしれません。