君に
生かされてる

そう
実感した



家にひとり
3日目



君がいないと
ダレる

食事はテキトー
生活リズムもガタガタ
脳みそ使わん

3日間
日本語を発してない





いつもは
君が心配だから
長生きしたい


君を支えたいから
まだ生きたい


そうやって
君がいることで
精神的に鼓舞されて


母の寿命が
伸びているのだと
思ってた





もちろん
それもある


でももっと
直接的だと知った


君がいるから
栄養を考えて食事を作る


君が学校に行くから
生活を整える


君の生き甲斐を
応援したいから
知識を得る





君がいないと
母つまらん


毎日のこなすことを
淡々と終えて寝る
それだけの日々


君を支えているつもりが
君こそが生き甲斐だった





少し友達の母のお話し

旦那様を亡くして
生きることそのものに
虚しさ感じて
全てが億劫で
体が動かなかったって


そのお友達の母が
ある時
癌を告知されたの


そしたら
逆に元気になったって
お友達はびっくり


どうしてだと思う?


それは
自立してない
息子がいたから


母親の愛って凄いね


父親が亡くなって
私までもがいなくなったら
息子はどうなるんだって


瞬間的に
愛が生きる気力に
変わった





人は自分のためだけには
生きられない
生物なのかもしれない





支える人がいてこそ
お世話する人がいてこそ
生きることの
意味を見出せる
生き物なのかもしれない





母の母も
自分も癌なのに


自分より弱い
私を支えなきゃって
だから長生きするって





君にもいつか
支えたい人が出来るといい


守たい人が
見つかると良い


たぶん
そうやって命って
繋いでいくものなんだ





君が帰ってくるまで
あと2日


母は少しさびしい


帰宅したら
お話しいっぱい
聞かせてね






ありがとうおねがい
今日も大好きだよハート





すぐ分かったよ

電話での君の声
ウッキウキしてたね


張りのある弾んだ声が
母の心配を
一気に喜びに変える


4泊5日のキャンプ


知らない人との
新しい環境に飛び込んで
刺激的な知識を得ることを
楽しんでいる





「友だちいっぱいできたよ」





この4月から
こうして君は何度
脱皮を繰り返し
成長してきたことだろう


比べてしまえば
コミュニケーションに関して
人より遅い成長


コミュニケーションをとらず
社会生活を
送る方法はないかと
思案する日々もあった


なのに今
自分で
殻をぬけようとしてる





理由は
分かってる

たぶん
あの大きな挫折





こんなに成長すると
知っていたなら
挫折もいいものだと…


あの時泣き暮れた
君と私に言えたのに


いや
泣き暮れたこその
成長か





今回は君のお陰で
母が学んだ


失敗も挫折も
真剣に向き合えば
大きな飛躍のエネルギーになる





忘れないように
ココに記しておくね





君は挫折を
挫折だけで終わらせない
力がある


その乗り越えた
記憶が
次に失敗や挫折をした時に
君を助けるから





母が生きてるうちに
良い経験も悪い経験も
いっぱいしよう


嫌な経験も
視点を変えて
分かりやすい言葉にして
なんらかしらの糧にしよう


その経験達が
未来の君が歩む力となるよう


深層心理に根付くまで
キラキラの言葉を
届けるから





もしも
母の人生が
人より短いとしたなら


君に残してあげられるのは
暖かな希望の種を
心の深くに植えること


君の成長が楽しみだよ






電話ありがとうおねがい

今日も
大好きだよハート










君の苦手なもの

人と
コミュニケーションをとること





なぜ敢えて
自分の時間を削って
人と関わらなければ
ならないのか
その意味も
楽しさも分からない

自分の遊びたいことがあって
話を聞いてくれる母がいて
それで完結


人の話題に興味が持てず
その話題の内容を
あえて知ろうとはしない

自分の興味のあることには
饒舌で早口

そこに相手の
興味のあるなしは
関係ない


壁にぶつかるたびに
何度ネットで調べただろう

限りなく
黒に近いグレーゾーン

病名がつくのを恐れて
グレーゾーンに甘んじてた

母がなんとかしようと
思っていた

その凸凹さえも
愛しかった





君の苦手はね
まだ経験値が足りないだけ





母も昔は
コミュニケーション
苦手だった

だけどいっぱいいっぱい
お友達と関わって
お喋りしてるうちに

お喋りする時間が
大好きに変わっていったの


だから
君が苦手なスポーツも
苦手と思う音楽も

かける時間が
長ければ長いほど
得意分野になる可能性がある

ほら!
苦手と思ってた
数学も英語もどう?

いっぱい勉強したら
得意になっちゃったでしょ?
だから大丈夫


みんなそう
野球選手は野球に関わる
時間が長いの

ピアニストは
ピアノに関わる時間が
長いの

きっと
コミュニケーションも
経験値上げれば好きになる

そんなものだよ





脳内に定着するほど
そう言い聞かされた君





コミュニケーション取ること
積極的に頑張ってるって
知っている


どうか
どうかその努力が実り
君の凸凹が
丸くなりますように

その楽しさを感じられますように


何度言っても
意味を見出せなかった君

なのに
自ら奮闘してる姿に
感心してる
頑張ってるって分かってる

母には
涙が出るくらいに
嬉しいこと





1人で
生きて行こうとする力が
垣間見える

親孝行
ありがとう






今日は
離れているけれど
その場所で
奮闘する君が想像できる

頑張れ!
そして楽しんでおいで





いつも大好きだよラブラブ
応援してる





「子どもの良さがぐんぐん育つ魔法の言葉」
って題名で
どこかの著名な教育家が
以下のことを
専門用語で
執筆してくれないかな
なんてね

母はちっぽけで
偉そうと思われたくなくて
周りのお友達にも
言えなかった

だけど真理で
とっても大事と思うから
君には伝えておくね





もし君が
お父さんになった時
この言葉を知っていたら

君の子どもは
持って生まれた資質を
間違いなくのびのびと
伸ばすことが出来る

魔法の言葉
覚えてないかな?

小さなころの
秘密のあだ名だよ

周りに誰もいない
2人だけの空間で
毎日君はそう呼ばれてた




「母の楽しみな子ちゃんハート




「母の楽しみな子!おやつの時間よー」
「楽しみなこー出かけるよ!」
「おやすみ。楽しみな子ちゃん。いい夢みてね」

生まれ持った凸凹が
心配でもあり
楽しみでもあり

楽しみが心配を超えた時
口から溢れた自然なあだ名

でも恥ずかしいから
2人だけのときに





たぶん
あの時期の
このあだ名がなかったら
君の凸凹は
良い芽を開かなかった気がするよ

グレーゾーンの
より濃い方に
引っ張られていたかもしれない

母親の愛って
きっとどこかおバカなの
凸凹の良い方にだけ
スポットを当てられる天才





「母の楽しみな子ーいらっしゃーい」
そうハグするときの
君の顔
なんとも嬉しそうに
はにかんで
あの時どんな気持ちだった?

そこにあるのは
過度な期待じゃない

具体性もなく
条件もなく
ただなんとなくの
楽しみ

いつか大きくなったら
その個性が
なにものかになり
世の中のなにかが
いい方向に少し変わるだろう

そんな漠然とした
思い





今はもう
君が大きくなったから
同じ声かけはしない出来ない
恥ずかさを刺激しないように

「本当もう、楽しみな子!」

そう思った時に
サラッと
ちゃんとそう言うだけ

生きてる間
まだ言うつもり






母が
君の中の何かを
楽しみにしてるって

そのことは
君が行動を起こす
小さなエネルギーになってるね

僕の何が楽しみなんだろう?
気になった時
自問自答してみてね

それは君が君の良さを
見つめるってことだから





君がお父さんになったとき
産まれた子どもに
言い続けて欲しい

「俺の楽しみな子!」

それで君の子どもの未来は
必ず明るい方向に進む

大人で男の君には
その言葉は
こっぱずかしくて
言えないかもしれない

でも親は
子どもの生涯の幸せのために
一瞬の恥ずかしさくらい
超えていくべきと思う

みんなの前はやめてね
子どもだって恥ずかしいんだから
2人だけ空間のときにね





大切なこ
1つ伝えられて
良かった





今日も君と一緒にいられて
嬉しかったよおねがい

ありがとうハート






母はあと50年生きると
そう決めている

念仏のように
言い聞かせてる

それでも
いざと言う日が
思うより早く
来てしまうかもしれない



だから
大好きの印

君にココに残しておくね



君の背中を
時にふんわり時にがっしり
支えるように
応援できてることを
知っている

話を聞き
相談に乗り
それいいね!と
勢いづかせ

まるでケンカのように
激しくぶつかり
話しに話しを被せ
譲らないところから
見えてくるもの

その全部が
未来の明るい方向に
向いている

君の未来



でも母は知っている
何度かの危機的経験で

いざと言う日は
唐突だ

徐々にゆっくりと
穏やかには訪れてくれない

激痛は思考を奪う
「痛い」
以外の全ての感情がなくなる

痛みが去るのを
耐えるだけ

去った後は消耗してる

愛だの
君の未来だの
そんな余裕は微塵もない

徐々に
進行している時も
同じ

体力がなくなると
何かを残そう
伝えよう

そんな気力とやる気が
サラサラサラっと
知らない間に零れ落ちている

気づいた時には
手遅れだ



だから今
体力も気力もある
この時に

残しておくことにする



君が1人になって
振り返っても母がいない時

何かの言葉をヒントに
自分の力で
立ち上がれるように

愛された痕跡を
見つけられるように

毎日
ここに残しておく






今日も君といれて嬉しかったよ
ありがとうおねがい

いつも大好きだよハート